Bonjour!,c’est pompon!
旅の楽しみは食!と言っても、観光地を歩いているだけとは違って、フランス語で話さないといけないことも多いものですよね。
店員さんも外国人には慣れていることも多く指差しでも通じますが、よく使うフレーズをおさえておくと、注文もスムーズかつスマートです。それに頑張ってフランス語で注文してくれる姿に好感もアップ。あたたかく迎えられることでしょう。
今回は、レストランで使えるフレーズ11選をご紹介していきます。
日本語メニューはありますか?
Avez-vous une carte en japonais?
(アヴェヴユヌキャルトオンジャポネ?)
まずはメニューをもらうところから。パリなどの大都市では、日本語のメニューが置いてあるお店もたくさんあります。
こちらが日本人だとわかると頼まなくても持ってきてくれることもありますが、そこはフランス。対応は人それぞれです。お店の外のメニュー表などに日の丸マークがあれば尋ねてみましょう。
日本語メニューがなくても、英語のものならかなりの確率であります。最後をen anglais?(オンナングレ?)に変えるだけでOK。
土地の名物料理はありますか?
Avez-vous des spécialités locales?
(アヴェヴデスペシャリテロカル?)
せっかく地方まで足を伸ばしたのなら、やっぱり一度はその土地の料理を食べるべき!数あるフランス語のメニューから探し出せないときは尋ねてみましょう。
旅行ガイドなどを見せながら聞くのもいいですね。尋ねることはできても答えを聞き取るのが少し難しいので、写真があるとわかりやすいでしょう。
今日の日替わり料理はなんですか?
C’est quoi le plat du jour?
(セクワルプラドゥジュール?)
plat du jourとは、日替わりメニューのことで、ランチなどにセットになっていることが多く、単品でも頼めます。
黒板に手書きで書いてあるお店もありますが、尋ねなければわからないお店もあるので、覚えておくといい一言です。
これにします
Je prends ça.
(ジュプロンサ)
さあ食べたいものが決まったらオーダーしましょう。料理の名前が読みにくければ、こう言いながら指差せば大丈夫。「S’il vous plaît(シルヴプレ :お願いします)」 をつけると丁寧です。
メニューに目を向けたまま言いがちですが、必ずスタッフさんを見て言いましょう。オーダーの時などにコミュニケーションを取るのがフランス流です。
ミディアムで
A point.
(アポワン)
これはステーキなどお肉の焼き加減を伝えるフレーズです。そのほかの焼き加減は、Bien cuit(ビアンキュイ:ウェルダン) Saignant(セニャン:ミディアムレア) Bleu(ブル:レア)と言います。
フランスではあまりウェルダンが好まれないのでオーダーも少なく、そのためかとにかくしっかり焼いて出されることが多いでしょう。反対にレアは表面を軽く焼いただけで中はまるっきり生です。
水を持ってきてもらえませんか?
Apportez-nous une carafe d’eau,s’il vous plaît.
(アポルテヌユヌキャラフドー シルヴプレ)
ミネラルウォーターではなく、ビンなどに入った水道水を頼むときに使います。これは無料ですが、日本のように黙っているともらえませんから、注文の最後にこう伝えましょう。
この表現は、「Apportez-nous du sel,s’il vous plaît.(アポルテヌデュセル シルヴプレ)」で、「塩を持ってきてもらえませんか?」などにも使えます。
美味しそう!
Ça a l’air bon!
(サアレールボン!)
見るからに美味しそうな料理が運ばれてきたら、つい口から出てしまいう言葉。フランス語で伝えられると、スタッフさんも嬉しくてにっこりです。感情を込めて言いましょう。
そのほかに「Ça sent bon!(サソンボン!:いい匂い!)」もよく使います。
とても美味しかった!
C’était très bon!
(セテトレボン!)
食後、お皿を下げるときには店員さんの多くに「ça a été?(サエテ:いかがでしたか?)」と尋ねられるので、満足していればこう答えましょう。
実際には満足しないでも答えていますが…社交辞令ですね。
さらに上級の褒め言葉を使うなら、「C’était délicieux(セテデリシュー:とても美味しかった) 」「C’était excellent(セテエクセロン:素晴らしかった)」などがありますが、あまりリーズナブルな料理には使わないので注意。
お勘定お願いします。
L’addition,s’il vous plait.
(ラディシオン シルヴプレ)
食事が全部終わったら、テーブルまでレシートを持ってきてくれます。サービスを担当してくれていたスタッフにこう伝えましょう。ペンで字を書くジェスチャーをしながらだと伝わりやすいですよ。
カード払いなら、このときにカードを見せておくとレシートと一緒にカードリーダをテーブルまで持ってきてくれます。
別々に支払えますか?
On peut payer séparément ?
(オンプーペイエセパレモン?)
割り勘で払いたい時、レジでこう言ってみましょう。断られることはあまりありません。
半々にするなら「moitié-moitie(モワチエモワチエ:半分半分で)」、自分の食べたものをそれぞれ払うのであれば、食べたものを言ったりレシートを指さしたりすると計算してくれます。
店内で食べます。
C’est sur place.
(セシュールプラス)
ファストフードなどのお店で、「C’est sur place ou à emporter?(セシュールプラスウアンポルテ?:店内でお召し上がりですか?それとも持ち帰りですか?)と聞かれたらこのように答えましょう。
反対に持ち帰りなら「C’est pour emporter(セプールユヌアンポルテ:持ち帰りです)」。
おわりに
私は初めてフランスに行ったハタチの冬、注文がうまくできなくてサンドイッチばかり食べていた記憶があります。
ようやく暖かいオニオングラタンスープが食べられた時は、その温かさが本当に体にしみました。言葉って大事!と思った瞬間です。
それではみなさん、Bon appétit!
ライター名 pompon
・渡航した年 2005年
・お住いの国 フランス
・プロフィール パリに音楽留学したのち、フリーランスとして活動、そして結婚。フランス人の夫と娘、そして猫と一緒にフランス西部の都市に暮らしています。在仏12年になりました。フランスのバカンスシステムを支持する一方で日本の温泉も捨てられないという、日仏いずれをも愛する30代です。