Bonjour!,c’est pompon!
旅行のためにフランス語をペラペラにして行く必要はありませんが、便利なフレーズを押さえておけばその旅はもっと快適で楽しいものになるはず。
フランス旅行中によく使うであろうフレーズと、困った時のフレーズ合わせて20選をご紹介します。
すみません
Excusez moi
(エクスキュゼモワ)
謝るときにも、何かを尋ねようとするときにも、また呼びかける時にも使える便利な言葉。
お願いします
S’il vous plaît
(シルヴプレ)
何かをお願いするとき、店員さんなどに声をかけるときにも使えます。
Un ticket(アンチケ:チケット一枚)やl’adition(ラディシォン:会計)などを前につけるだけで依頼できるので、難しいフレーズで言えなくても要求を伝えられます。
はい /いいえ/ わかりました
Oui Non D’accord
(ウイ/ノン/ダコー)
基本の返事に加えて、フランス人がよく使う「了解」的な言葉がダコー。気をつけて聞いていると、あちこちで聞こえますよ。ouiの代わりに使えると、ちょっと通っぽい?
私はフランス語を話しません
Je ne parle pas le français
(ジュヌパラルパフロンセ)
フランス語で矢継ぎ早に話しかけられると焦ってしまいますよね。我々日本人は、日本にいる外国人が日本の言葉を話せると驚きますよね。しかしいろんな人種の人が暮らすフランスでは、「フランスにいるなら誰でも当然フランス語が話せる」と思っている節があります。
そんな時はこう言って、英語などに切り替えてもらいましょう。街頭で署名や押し売りなどにしつこく言い寄られたときにも、こうはっきり言うと去ってくれることも。
これはなんですか?
Qu’est ce que c’est?
(ケスクセ ?)
食べ物、モニュメント、商品…何か、どんな風なものかわからないもの、人以外の何にでも使えます。
メトロの駅を探しています
Je cherche la station de métro
(ジュシェルシュラスタスィオンドゥメトロ)
おそらく旅でかなりの頻度で使うであろうJe cherche〜のフレーズ。フランス人にこう声をかけて無視されることは少ないので、迷ってしまったら尋ねてみましょう。
ただし自分がよく知らないところでも自信たっぷりに案内してくれるので、確実にたどり着けるかどうかは怪しいですが…
駅に行きたいんですが
Je voudrais aller à la gare
(ジュヴドレアレーアラギャール)
このフレーズも、上のJe cherche〜と同じように使えます。
また、Je voudrais の後に動詞原型をつづけると「〜したいのですが」という希望を伝える表現になるので、覚えておくといいですね。
この電車はヴェルサイユに止まりますか?
Est-ce que ce train s’arrête à Versailles ?
(エスクストランサレットアヴェルサイユ?)
フランスの電車は、どこの駅に止まるのかが明確に表示されないことも多くあります。「本当にこの電車でいいのか?」と不安になったら、他の乗客にこう尋ねましょう。
どこに行かねばなりませんか?
Où il faut y aller ?
(ウイルフォイアレー?)
例えば電車に乗ろうとしている時。ストライキで予定していた電車が運行しなくなってしまったり乗り場が急に変更になったりと、日本では想像しないような急なことが起こります。
情報を得るため、払い戻しをしなければならない時など、係員にこう尋ねると行き先を教えてくれるはず。
トイレはどこですか?
Où sont les toilettes ?
(ウソンレトワレット?)
これもよく使います。あちこちに清潔なトイレがある日本と違って、トイレには困ることの多いフランス。カフェや美術館などでは見つからなくても、こう尋ねて積極的に行っておきましょう。
ここで写真を撮ってもいいですか?
On peut prendre des photos ici?
(オンプープロンドルデフォトイスィ?)
観光地や美術館では、写真をとってはいけない場所やフラッシュ禁止などの制限があることがあります。撮影禁止エリアなどには大抵バツや車線のついたカメラマークの表示がされていますが、心配な時は係員にこう尋ねてみて。
旅のトラブルや嫌な思いは少ない方がいいですからね。
バスで行けますか?
Est-ce qu’on peut y aller en bus?
(エスコンプイアレーオンビュス?)
手段を訪ねる方法。最後のbusをmetro(メトロ:地下鉄)や taxi(タクスィー:タクシー)などに置き換えて応用できます。
「歩いていけるか?」と尋ねる時は、Est-ce qu’on peut y aller à pied?(エスコンプーイアレーアピエ?)と言えば、歩くには遠いとか他の手段があるとかの答えが返ってくるはず。
日本語の地図はありますか?
Est-ce que vous avez le plan en japonais ?
(エスクヴザヴェルプロンオンジャポネ?)
Est-ce que vous avez〜で、「〜はありますか?」になるので、〜の部分に探しているものや欲しいものを入れて使ってみましょう。
お手伝いしてもらえますか?
Est-ce que vous pouvez m’aider ?
(エスクヴプヴェメデ?)
ちょっと困ってしまった時、周りの人に助けを求める言い方です。
例えばパリのメトロは階段しかない駅もまだまだ多く、大きい荷物を持っての移動が大変なこともよくあります。
こういう時頼まれなくても、困っている人を自然に手伝うことができるのがフランス人のいいところですが、あえてお願いするならこう言いましょう。
〜が動きません
Ça ne marche pas
(サヌマルシュパ)
ホテルのお湯が出ない、ATMでお金が引き出せない、エレベーターが動かない…。フランスではこのフレーズは非常に需要があります。思いもよらない不具合は起きてしまうもの。
このフレーズも覚えておいて損はないでしょう。
部屋の鍵をなくしました。
J’ai perdu la clé de ma chambre ( ジェペルデュラクレドマシャンブル)
ホテルの鍵を無くしてしまった時は、フロントでこう言いましょう。perduの後に無くしたものを入れます。
困っています/問題があります
J’ai un problème
(ジェアンプロブレム)
ホテルのコンシェルジュや空港職員などに、自分に問題が起きてしまったことを伝える時のひとこと。
財布を盗まれました
On m’a volé mon portefeuille
(オンマヴォレモンポルトフイユ)
できれば使いたくないフレーズですね。パリなどの観光地ではスリや置き引きの被害にあう日本人観光客が後を絶ちません。
十分に気をつけていても起きてしまうトラブルもあります。警察と大使館にすぐ連絡を。
助けて!
Au secours!
(オスクール)
こちらも使いたくないセリフ。日本に比べると治安は決して良くなく、最近はテロという痛ましい事件も起きています。危険な目にあったら大声で叫びましょう。
良い旅を!
Bon voyage!
(ボンボワイヤージュ!)
後半はちょっとトラブルシチュエーション用のフレーズが並んでしまいましたが、旅はやっぱりいいもの。現地の人からこう言われることもあるでしょうし、同じ旅人同士こう言い合うのも素敵ですね。
それではみなさん、”Bon voyage!”
ライター名 pompon
・渡航した年 2005年
・お住いの国 フランス
・プロフィール パリに音楽留学したのち、フリーランスとして活動、そして結婚。フランス人の夫と娘、そして猫と一緒にフランス西部の都市に暮らしています。在仏12年になりました。フランスのバカンスシステムを支持する一方で日本の温泉も捨てられないという、日仏いずれをも愛する30代です。