アメリカ フロリダ州に移住して分かった!日本との住環境の違いとは

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今回は、住みやすさをテーマにアメリカと日本を比較していきたいと思います。アメリカといっても大きな国なので、私が長年住むフロリダ州の情報を少し入れながら、気候や治安、子育てや法律について紹介したいと思います。

州によっても違う気候

アメリカは、北部と南部の州によっても気候がかなり違います。北部の州では、夏は涼しく冬は寒いところもあれば、南部にあるフロリダ州のように年中を通して比較的温暖な気候のところもあります。

フロリダ州は、「サンシャインステート(日光の州)」と呼ばれるだけあって、天気が良い日が多いです。フロリダ州内でも、特に気候が良いのは南の方で、マイアミエリアでは毎日暑く、寒い日はほとんどありません

マイアミの夏場の平均気温は35℃にもなり、日差しが強いのでサングラスは欠かせません。また、年に数日程度だけ寒い日がありますが、どんなに寒い日でも10℃くらいまで下がるだけで、雪は降りません。

そのため、寒い冬だけマイアミに滞在したり、リタイア後に他の州からフロリダ州へ引っ越してくる人達がたくさんいます。

アメリカ フロリダ州に移住して分かった!日本との住環境の違いとは

アメリカの治安

アメリカの治安は、比較的良いです。でも、住むエリアによってもかなり違います。例えば、フロリダ州のマイアミエリアは、他の町と少し違って移民がたくさん住んでいます。

全米で最大級と言われるキューバ人コミュニティーがあり、キューバ以外に中南米からの移民も多く、様々な人種の人達が住んでいます。公用語も、英語よりスペイン語が話されるエリアもあります。マイアミ自体の治安もそれほど悪くありませんが、同じエリアでも低所得層の人達が多く住むところへ行くと、犯罪率が高くなります

アメリカは、日本以上に貧富の差がある社会です。金持ち層は、豪邸を何軒か所有していたり、豪華クルーザーを持っていたりします。そういう人達がいる反面、毎日の生活に困っている低所得層の人たちもたくさんいます。

所得の格差がはっきり分かるのが、住宅です。アメリカでは、住むエリアによって家の値段がかなり違います。高級住宅が集まるエリアにいけば、入り口に管理人付きのゲートがあり、住民の許可無しに中に入ることができません。このようにセキュリティーもしっかりしているため、犯罪率も低くなります。

逆に、安い家が集まるエリアにいくと、このようなゲートなんてありませんから、どこからでも人が入って来れます。良い住人ばかりとも限らず、常に危険と隣り合わせになります。

また、住むエリアによって、子供達が通う学校も決まります。家と学校はセットになっているため、子供がいる家庭では少しでも良いエリアに住み、高いレベルの学校に入れることを目標にしている人が多いです。

アメリカでの子育てはどんな感じ?デイケアは高い!

現在、子育て中のパパやママの中には、アメリカの子育てってどんな感じか気になる人もいると思います。アメリカでの子育ては、日本とそれほど変わりません。子供が5歳くらいになるまでは、親が子供と一緒におもちゃやアルファベットで遊んだり、公園に行ったりなどします。でも、学校に入学する年齢は日本と少し違って、一般的に幼稚園は5歳からです。

住んでいる地区によっては、4歳から入学可能の幼稚園準備コースのようなところがありますが、どこの施設も人気が高く常に順番待ちというところが殆どです。ちなみに、アメリカのデイケアはとっても高いです。よほどの世帯収入が無いと、なかなか簡単に他人に預けられるものではありません

そういう理由からか、小学校に入学するくらいまで子供と一緒に過ごすママも多いです。すでに専門スキルを持っているママの場合、子供が小さいうちだけ雇われる働き方をせず、時間の融通がきくフリーランスとして独立する人もいます。また、子育て中にキャリアチェンジを目指す人もいます。女性の働き方が色々選択できる点は、アメリカ社会の良いところだと言えるでしょう。

アメリカ フロリダ州に移住して分かった!日本との住環境の違いとは

日本以上に厳しい!子供を守る法律

自由の国だと言われるアメリカですが、実は、日本以上に子供に対する規制が厳しいです。日本ではごく普通の子供への接し方が、アメリカでは犯罪として扱われてしまうことがあります。

例えば、たった数分でも子供を車の中に1人にしてはいけない、子供達だけで自宅に留守番させてはいけないなど、色々な規制があります。日本ではしつけとして子供に行っていた行為が、アメリカでは犯罪とみなされることもあるのです。子供に大声を出したために、警察に通報されたというケースも聞いたことがあります。

銃の所持を許可してる国なのに、子供を守るための厳しい法律がある。少し矛盾しているようにも感じるかもしれませんが、色々な人種の人達が住んでいる国なので、このような厳しい規制を設けているのだと思います。

いかがでしたか?今回は、住みやすさをテーマにアメリカと日本を色々な視点から比較してみました。州によっても少し違いがあると思いますが、みなさんの参考になれば幸いです。

Have a good day!

ライター名 Kokoricon

渡航した年:2008年
お住いの国:アメリカ(フロリダ州)
公用語:英語とスペイン語(私の住んでいるエリアに限ります)
プロフィール 米国在住歴10年目です。日本の大学で外国語学部スペイン語学科を専攻し卒業。地元で短期間の会社員生活を経て、渡米。渡米後に現地の大学へ編入・大学院進学をし、現在はフロリダ州で育児と仕事をしている二児の兼業ママです。