妊娠に気付かなかった!?アメリカでの妊娠から出産までの体験談

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出産は女性にとって、人生の一大イベントとも言われます。そんな今回は、私の妊娠から出産までの体験談を話したいと思います。

私の妊娠にまつわるエピソード

現在2児のママですが、1人目を妊娠したのに気付いたのは、3ヶ月を過ぎてからでした。

たまたまその時友人の結婚式があり、アメリカから飛行機に乗ってタイへ行っていたのですが、帰り際にとても眠たく疲れっぽかったので、いつもと少し違う感じはしました。

でも、時差ぼけや疲労は毎回あることなので、それほど気にしていませんでした。

タイから帰国後は日本で1週間程滞在予定だったので、日本に戻った後は実家でゆっくりしていました。ところが、寝ても寝ても寝足りない、食べることが好きな私が思うように食べられない!となってしまったため、念のため日本のクリニックへ行きました。

そしたら、妊娠判明。しかも、ちゃんとエコーで胎児が確認できるほどの大きさになっていたのでビックリ!自分で言うのも変ですが、ここまで鈍感だとは思いませんでした。

その後アメリカへ戻らなければいけなかったので戻りましたが、気圧の関係からか飛行機に乗っている間につわりっぽいことが何回かありました。

そんな時は、日本のクリニックで貰ったつわり止めの薬を飲んだり、日本で買ったミントの飴をなめたり、定期的にお水を貰ったりして、何とか無事戻ることができました。

そして、フロリダに戻った後に夫に伝えたら、彼もビックリ!驚きと同時に、正直不安もありました。というのも、結婚してから5年余りずっと夫婦二人だけの生活だったので、今後の生活に変化が出てくると思ったからです。

ひとまず私の健康状態をチェックするために、すぐにクリニック探しが始まりました。初めて夫にお腹の赤ちゃんのエコー写真を見せた時は、笑っていました。きっと、その時はまだパパになる実感が無かったのでしょう。

妊娠に気付かなかった!?アメリカでの妊娠から出産までの体験談

1人目の出産の時はどうだった?

日本でも最近では無痛分娩が流行っていると聞きます。アメリカでも無痛分娩を選ぶ人が多いですが、私はあえて自然分娩を選びました。

出産予定日の朝、おしるしらしきものがあったため、そのまま病院へ向かいました。初産だったこともあり、その後はなかなか生まれず、結局7時間くらい過ぎてようやく陣痛が来て生まれました。

実は、この時対応してくれた看護士は、看護士になって5ヶ月目という新人さん。しかも、出産時に立ち会うのは初めてと言われ、かなり動揺してしまいました。

更に、ベテランらしき看護士が私の健康状態を定期的にチェックしに来ていたため、私の心配度は増していきました。

子宮口に指を入れて赤ちゃんがどのあたりにいるかをチェックする際にも、その間隔がうまくつかめず、ベテランの看護士に手伝ってもらう始末。でも、愛想が良く気合だけはあったので、ひとまず彼女を信じてみることにしました。

そして、陣痛が来た頃に女医さんが登場。何だか心の中でホッとしました。よく出産時の痛みは鼻からスイカが出る感じと表現されますが、まさにそんな感じでした。もっというと、何かが急に裂ける感じで、かなり激痛だったのを覚えています。

生まれた娘の体重は、軽く4キロを超えており、身長も日本の赤ちゃんの平均をはるかに超えていました。私の体格からすれば、かなり大型サイズだったと思います。

2人目の出産時は?なぜ無痛分娩を選ばなかったの?

その翌年、私は2人目を出産しました。女優の小雪さんと同じく、丁度1年違いの年子です。

ちなみに、アメリカには日本のように年子という言葉がありません。日本だと人によって年子は母体に悪いという人もいますが、ここではそれほど年子に対して特別な印象を持つ人はいません。

元々夫婦で子供を持つなら2人は欲しいという話をしていましたが、私の体調回復も早かったため、かなり早いスピードでの第二子妊娠となりました。今回は、妊娠に気付かなかったということはありませんでした。

また、まだ一人目を出産してからそれほど時間が経っていなかったこともあり、出産時は陣痛が来てから2分で生まれました。

実を言うと、陣痛が来てから2分という早さで生まれてしまった為、担当の女医さんの着替えが間に合わず、担当の看護士さんが娘の頭が出るのを手助けしてくれ、ようやく女医さんの着替えが終了した後、彼女が最後まで手伝ってくれました。

2回目の出産の時は、予定日を1週間過ぎても生まれなかった為、陣痛促進剤を打った状態で待っていたため、いつ陣痛が来ても良い状態ではありました。ただ、女医さんも他の妊婦さん達を診ているため、たまたまタイミングが悪かったんだと思います。

また、私が2回とも無痛分娩を選ばなかった理由は、出産後に体に不調や後遺症が残ると聞いたためです。出産前に母親学級のようなクラスに出席したのですが、そこで過去に無痛分娩で出産したママが、偏頭痛がずっと治らない、腰痛が今でもあるなど言っていました。

けして最新医療を信じていないわけではないですが、そういったリスクのことを考えると、極力自然の状態で生みたいと思いました。

凄く痛かったけど、自然分娩を選んだため、今でも出産後に何らかの体の不調が残るということはありません。また、そういう痛みを感じたからこそ、出産は大変だという認識もできました。

妊娠に気付かなかった!?アメリカでの妊娠から出産までの体験談

産休や育休はあるの?日本とは違う?

さて、働いている女性の場合、出産時は産休をもらわなければいけませんよね?その後も育児休暇を取ったりするなど、子供が生まれると女性の環境はガラリと変わります。

私達の場合は、1週間ほど出産用にお休みしましたが、その後は自宅勤務という形で働きました。

どうしても誰かの助けが必要なこともあり、夫の両親にも頼んでみましたが、夫の父は仕事で忙しく、母はバリバリのキャリアウーマンのため、結局夫が育児休暇をとることになりました。

夫は一人目の時に2ヶ月、2人目の時は1ヶ月程育休をとりました。日本でも最近では夫が育児休暇をとる家庭が増えていると思います。

私も日本の友人達と育児休暇について話したことがありますが、男性の場合、育休で1週間位取れればいい方だよと言われ、私の夫の職場がどれだけ恵まれた環境だったかがよく分かりました。

でも、夫の職場が特別というわけではなく、日本と比べると比較的産休や育休に寛容な雇用先が多いと思います。ただ、日本と違ってリストラや急なクビきりも頻繁にありますから、余り長い休みを取っていると、仕事を失ってしまう可能性も十分あります。

今回は、私の妊娠から出産までのエピソードを紹介してみました。私のようなパターンは少し例外かもしれませんが、実際に出産を経験してみて、家族が増えるということは良い意味で大変だと日々実感しています。

Have a good day!

ライター名 Kokoricon

渡航した年:2008年
お住いの国:アメリカ(フロリダ州)
公用語:英語とスペイン語(私の住んでいるエリアに限ります)
プロフィール 米国在住歴10年目です。日本の大学で外国語学部スペイン語学科を専攻し卒業。地元で短期間の会社員生活を経て、渡米。渡米後に現地の大学へ編入・大学院進学をし、現在はフロリダ州で育児と仕事をしている二児の兼業ママです。