アメリカ人男性と国際結婚しました。アメリカへの移住生活はこんな感じです!

Hi guys! How’s it going?

お日様がサンサンと照らすロサンゼルス。ハリウッドなどの華やかなイメージの場所ですが、他のアメリカの都市と比べてもかなりの数の多民族が集まっていて、とても文化豊かな街です。

ロサンゼルスはニューヨークと並ぶ大人気の都市。今回国際結婚で日本から移住した私の体験談をご紹介いたします。

国際結婚で移住する方法

アメリカへのビザは様々ありますが、今回は一般的な「国際結婚のビザ」をご紹介します。これは自分が日本に住んでいて、婚約者がアメリカに住んでいるアメリカ市民の場合のビザです。

まずは婚約者ビザ、別名K1ビザというビザを習得します。この申請をするのはアメリカ市民で、必要な書類を集めてアメリカの移民局へ申請します。戸籍謄本など日本にいる側のものが用意する書類もありますので、一緒に協力して用意していきます。

無事に書類が受理されたら、日本の大使館から日本へ住む婚約者へ書類が届きます。渡米には指定された予防接種と大使館での面接が必要です。まずは予防接種を受け、必要書類を記入し、面接を予約して大使館で受けます。この予防接種は大使館が指定した病院のみで受けることができるので、地方の方は予防接種と面接の度に上京する必要があります。関西の方はまた別です。

その後、無事問題がなければ大使館よりビザが発行されます。アメリカへの移住を希望する方は世界中に山ほどいるので、ビザの申請はかなり渋滞状態なだけでなく、書類審査も厳しくなっています。K1ビザは申請からビザ習得まで8か月~1年以上かかると言われており、私も10か月かかりました。途中で書類に不備があったり情報不足と言われると、また書類を送って待つ必要があるので、これで数ヶ月遅延してしまいます。

アメリカ人男性と国際結婚しました。アメリカへの移住生活はこんな感じです!

国際結婚ってどんな感じ?

国際結婚をしてみて一番思うのは、今まで日本人として生きてきてあたり前だと思うことがアメリカ人相手にとってはそうでは無い、ということ。さらにそれを理解してもらうのが簡単では無い、ということです。

これは食事の習慣から人との接し方まで様々なのですが、例えば箸をご飯に刺さないとか、ご飯を残すとバチが当たるとか、食生活に基づいた日本人心理のようなものを強く感じました。これって英語で説明しようとすると結構難しいので、余計理解されにくいのです。

自分の文化の良いところをシェアするのは良いですが、それを相手にも強制するとなかなか分かってもらえません。同じく相手の文化を自分も理解しないまま強制されたら嫌ですよね。

また、初対面の相手を始めとする他人との接し方です。日本では謙虚にしたり、自分のことは褒められても否定したり、自分の夫や妻のことは褒めるよりもちょっと下に言うという感覚がありませんか?アメリカではどれも良いことだとは思われません。

ちゃんと挨拶する、フレンドリーにする、会話に加わる、褒められても否定しすぎない、夫のことはけなさずに褒める。このフレンドリーさや明るさが良いと思われる文化があります。

国際結婚での義理の家族との関係

結婚で気になるのが義理の家族との関係ですよね。特に国際結婚だと文化の違いや言葉の壁があり、思うようにコミュニケーションが取れないのではと思うかもしれません。

私の場合、義理の両親がアメリカへ移住してきた方なので、いろいろとアドバイスしてくださったり、気にかけてくださいました。お互いに英語が第一言語ではないので、お互い言ってることが分からないこともたまにあるのですが、特に気にせず会話を続けています。言葉云々よりも家族としての信頼関係や愛情を示すことがもっと重要になってくると感じています。

文化の面でも違うところはかなりありますが、そもそも多民族国家のアメリカではみんなが違う文化なので、そこは大して気にならないポイントでした。人によると思いますが、アメリカ側からだとそこまで国際結婚に抵抗や違和感は無いのではないのでしょうか。

日本でも国際結婚はあまり珍しくなくなってきていますが、私は東北の田舎出身なので私の家族にとっては驚愕の結婚でした。今は大統領が変わって移民がさらに厳しくなっていますが、このいわゆる「人種のるつぼ」がアメリカの良いところで、魅力的な部分でしょう。

アメリカ人男性と国際結婚しました。アメリカへの移住生活はこんな感じです!

アメリカ生活で戸惑うこと

移住してから戸惑ったこと、困ったことを考えてみるとそこまで無いくらいに溶けこめる国です。ただ、日本とは全く違うシステムの医療保険は未だによく理解できないことばかりです。

通える病院やクリニックへの制限がたくさんあります。病院の受付の方に、あなたの保険はOOだからこれがカバーされて、いくら払ってください、と言われても頭の中はハテナだらけ。しっかりと勉強する必要があります。

また、医療技術はトップクラスのアメリカなので、矯正の技術やインプラントなどオプションは充実しています。その代わり歯医者でかかる治療費用が高く、数百ドル、もしくはそれ以上という場合もあります。保険に入っていても自費負担額が多くなることがあるので、気をつけなくてはいけません。

アメリカ人男性と国際結婚しました。アメリカへの移住生活はこんな感じです!

アメリカで楽しんでいること

アメリカに移住し5年目を迎える今、どんな風に移住生活を楽しんでいるかをご紹介します。

渡米する前から自分の中でアウトドアブームがあったので、アメリカでは国立公園を始めとするスケールの大きな自然を満喫しています。車で何時間もかけてドライブし、キャンプをしたりハイキングをしたりしています。近くにはビーチもあるので散歩したり、カヤックをしたりとアクティビティはたくさんあります。

もう一つ、ロサンゼルスという大都市ならではの楽しみが多国籍の料理を楽しむことです。メキシコ料理、各国のアジア料理、地中海料理などとにかく種類が豊富です。日本食にも困らず、寿司屋だけでなくラーメン屋や焼き鳥屋、居酒屋などまるで日本そのままの環境です。

モダンなロサンゼルスならではの新しいトレンドのレストランや、女子心をくすぐるおしゃれなカフェ、ふらっと行って飲めちゃうローカルのビール醸造所など、食をとことん楽しめる環境があります。グルメ好きにはたまりません!

国際結婚がどんどん増えていますし、また海外への移住を考えている方もどんどん増えています。私の体験話が少しでも参考になればうれしいです。

Have a good day!

ライター名 Kai

渡航した年:2012年〜
お住いの国:アメリカ(カリフォルニア州)
公用語:英語
プロフィール アメリカ人の主人と結婚をして、現在在住5年です。普段はネットで翻訳の仕事をしています。