Hello! It’s Kumi.
ここロンドンで話されている言葉は、イギリスの公用語、英語です。でも日本で習うアメリカ英語とは発音やスペル、言い回しなどでいくつもの違いがあります。
そのため、初めてロンドンに降り立ったとき、英語にかなり自信がある人でもいろいろと戸惑ってしまうことも多々あります。でも慣れてしまえば、イギリス英語、そしてイギリス英語らしい表現が心地よく聞こえてくるはずです。
今回はイギリスならではの挨拶や日常の会話でよく使われる、耳にする表現などをご紹介します。
元気?
Are you all right?
アーユーオーライト?
「Are you all right?」と聞かれると自分が大丈夫なのか心配されているのかと思ってしまうかもしれませんが、これはいわゆる「How are you?」に相当する挨拶表現です。もちろん「How are you?」もよく使いますが、友達との会話などでは、「Are you all right?」をよく使います。
元気?
How’s it going?
(発音)ハウズイットゴーイング?
これも「Are you all right?」と同様、元気?という意味で、友達同士の会話などでよく使われます。またカフェなど、お店に入ったときに、店員さんから特に顔なじみでなくてもこのように挨拶されることもよくあります。
まあまあだよ。
Not too bad.
ノットゥーバーッド
「元気?」と聞かれたときの受け答え方は様々ありますが、これは本当によく使われる表現です。もちろん「I’m good.」などもよく使われますが、「Not too bad.」の方が現地の人にはよく使われます。なお、どのような答え方をするにしても、最後に「Thank you」を付け加えることをわすれないようにしましょう。「Thank you」をつけないと少し横柄な印象を与えてしまいます。
いつもと同じだよ。
Same old, same old.
セイムオールド、セイムオールド
こちらも元気?と聞かれたときの受け答え方の一つですが、これは挨拶に限らず、例えば「最近の仕事はどう?」などと聞かれたときにも使えたりと、いろいろなシチュエーションで使える表現です。「いつもと変わりないよ」と伝える表現ですが、代わり映えのない現状に少しうんざりしている、というニュアンスが入ります。
初めまして。
Lovely to meet you.
ラヴリートゥーミートゥユウ
イギリス人は「lovely」という単語をよく使います。これはいわゆる「Nice to meet you」と同じ意味ですが、「Lovely」を使うとイギリス人らしい表現になります。
よい1日を!
Have a lovely day!
ハヴアラヴリーデイ!
英語圏では、別れ際によい1日を!とかよい週末を!などと言う習慣があります。これは「Have a nice/good day!」と同じ表現ですが、やはり「Lovely!」を使うことでイギリス人らしい表現になります。
これの応用で、「Have a lovely evening!」(よい夜を!)や「Have a lovely weekend!」(よい週末を!)などの使い方ができます。
ではまた!
Bye for now!
バイフォーナウ!
「では、また」という英語表現は様々あります。「Bye for now!」は直訳すると「今のところさようなら」という意味になりますが、イギリス人が別れ際によく使う表現の一つです。そしてこの表現は親しい友人にも、また少しあらたまった席でも使える便利な表現です。
穏やかな天気だね 。
It’s mild.
イッツマイルド。
雨がよく降り、1日のうちに四季があると言われるイギリス。一年を通して本当に天気が変わりやすく、そのためか、イギリス人は天気の話をよくします。
「It’s mild.」は、例えば「It’s mild for winter.」などのように「冬の割に穏やかなお天気ね(あまり寒くないね)」というような使い方をします。天気を表現するのに「mild」を使うのはイギリス人ならではです。
何時ですか?
What’s the time now?
ワッツザタイムナウ?
これは時間を聞くときの表現です。日本では「What’s time is it now?」と習うことが多いですが、イギリスでは、この「What’s the time now?」の方がよく使われます。
本当に!
Indeed!
インディードゥ!
これは相手が言ったことに強く同意するときに使われる言葉です。例えば「It’s cold today!」(今日は寒いですね!)と相手が言ったときに「Indeed!」(本当に!)というように使うことができます。
また「Thank you very much.」のあとに「Thank you very much indeed.」のように付け加えると、「本当にありがとう!」と感謝の気持ちを強調することができます。
あら、大変!
Oh dear!
オーディア!
これは驚いたとき、心配な知らせを聞いたとき、残念な知らせを聞いたとき、などに使える表現です。
以下のような使い方ができます。
A「I have a terrible cold.(ひどい風邪をひいたよ)」、B「 Oh dear, hope you get better soon.(それは大変、早くよくなりますように。)」
いかがでしたでしょうか?
ロンドンでよく耳にするイギリスならではの挨拶表現をご紹介しました。ぜひこれらを習得して、イギリス人らしく話してみましょう。
Have a lovely day!
ライター名 Kumy
渡航した年 1994年および2014年
お住いの国 イギリス
公用語 英語
プロフィール ロンドンを拠点にフリーランスの翻訳家、ライターとして活動中のKumyです。イギリス英語とロンドンに恋をして数十年。現在夢の地で、夢の言葉に囲まれながら日々ロンドン生活を満喫中。