デヴィッド・ボウイに憧れて!40歳でロンドンへ移住しました

Hello! This is Kumy!

世界中の人を魅了し続ける都市、ロンドン。
世界的な政治経済の重要都市でもあり、アート、ファッションの重要都市としても注目を集める都市でもあります。また世界最高峰の学術機関も集まります。

そんなロンドンにはニューヨークに並び、夢を追いかけ、夢を実現するために、多くの人がロンドンに集まります。私も夢を追いかけてロンドンにたどり着いた一人です。そんな私の経験談をご紹介します。

イギリス英語に恋をする

私が子供の頃は、英会話スクールなどはまだあまりなく、中学に入って初めて英語を習い始めました。習い始めてすぐに、英語が好きになりました。また中学に入った頃から、周りの友達が日本のアイドルに夢中になっている中、私は洋楽にはまり始め、日々英語に浸るようになりました。

そんな中で出会った映画「戦場のメリークリスマス」があります。巨匠大島渚監督の日本、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアの合作映画で、日本人俳優のほか、外国人俳優も多く出演していました。その中で私は一人の俳優から目が離れなくなりました。

彼の名前はデヴィッド・ボウイ。歌手としても活躍するイギリス人で、世の中にこんなにかっこいい人がいたことが、とにかく衝撃で、また同じ英語なのに、学校で習っているアメリカ英語とは違うように聞こえる彼の話す英語、イギリス英語の響きの美しさに感動をしました。

そしてとにかく彼の話している言葉を理解したいと思うようになり、同時に彼の出身地であるロンドンに憧れをいだくようになりました。

デヴィッド・ボウイに憧れて!40歳でロンドンへ移住しました

ついにロンドン上陸

英語は好きでしたが、4歳より始めたピアノや声楽を本格的に勉強したく、大学は音楽大学を選びました。音楽を勉強することは学ぶことも多く、充実した大学生活でしたが、専攻の関係で、英語を大学で学ぶことができず、そのことにストレスを感じていました。

そんな中、大学1年の冬、ヨーロッパを1ヶ月かけて旅行をするチャンスに恵まれました。最初に降り立った都市はロンドン。空港を出て、ロンドン市内に向かう途中、車窓から見える風景は、初めての土地なのにどこか懐かしさを感じ、「ただいま」という気持ちになりました。

ロンドン滞在はたった3日ほどでしたが、ロンドンの全てに恋をし、必ず戻ってくると強く心に誓いました。

1回目の留学

ロンドン、そしてイギリス英語に恋する気持ちは日々募り、大学卒業後にロンドンに語学留学をしました。期間は半年ほどでしたが、その期間中にケンブリッジ英検を受験し、無事合格まで至りました。

留学前は、留学後は日本で英語を生かすことのできる安定した仕事に就こうと考えていました。半年留学すれば、ある程度も英語が身につくし、またロンドンで生活したいという思いも満たされると思っていました。

しかし、留学中にロンドンを愛する気持ちは高まるばかり、また英語にある程度慣れたことから、今度は英語を使って何かを勉強したい、という気落ちが芽生え始めました。しかし高等機関(大学やカレッジ)は学費がとても高く、留学資金を貯めるために一度日本に戻り、資金がたまり次第ロンドンにもどってくることを決意し、日本に帰国しました。

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日本から脱出できず

留学資金をためるだけの日本への帰国。そう強く決意したにもかかわらず、一度帰国すると、仕事や家族など、さまざまな理由からなかなか再度日本を脱出することができませんでした。

しかし40歳の誕生日を迎えた際、一度切りの人生、自分に正直に生きるべき、と感じるようになりました。私にとって自分に正直に生きることとは何か、それは好きな土地で好きな言葉にかこまれて生活すること、でした。つまりロンドンに再び戻ることでした。

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再びロンドンへ

40歳をすぎてからの再出発。それは決して簡単なことではありませんでした。家族や友人の大反対にあいましたし、またイギリスはビザの関係で長期滞在が簡単な国ではありません。それでもわたくしの決意は変わらず、43歳の誕生日をむかえてから2ヶ月後、再度ロンドンに旅たちました

最初の1年はまずは英語に磨きをかけるため、語学学校に再度通いました。40を過ぎてからの勉強は決して楽なものではありませんでした。記憶力は若い頃に比べ、格段に落ちており、新しい単語を覚えるのにもとても時間がかかりました。それでも勉強を辞めたいとは思いませんでした。

語学学校に約1年通学後、現在は英語を活かし、ロンドンを拠点にフリーランスで翻訳家、またロンドン情報を様々なメデイアに発信するライターとして活動しています。

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ロンドン生活

ロンドンは物価の高い国です。家賃などは東京より高いと言われています。また外食がとても高くつきます。しかし、ちょっとしたコツで生活費をおさえることができます。

1.フラットシェアをする

ロンドンはとにかく家賃の高い都市です。日本のワンルームマンションのような部屋でも中心部であれば、1000ポンド(日本円で約15万円)以下でみつけることはほぼ不可能です。そこで多くのひとはフラットシェアをしています。

フラットシェアとは、1つのフラットを数人でシェアするスタイルです。ベットルームは個人で使用し、その他のキッチン、リビングルーム、バスルームはシェアします。フラットシェアできる部屋は、さまざまなサイトでみつけることができます。
SpareRoom :https://www.spareroom.co.uk
MixB:http://www.mixb.net

2.自炊する

ロンドンは外食代が高い都市ですが、自炊するととても安く生活できます。野菜や果物、パンなどは日本に比べてとても安価です。またスーパーも高級スーパーから庶民派スーパーまでさまざまで、庶民派スーパーなどは生活費を切り詰めなければいけない学生など救世主となります。

3.飲みにいくときは飲むだけ

日本では「飲みに行く」というと居酒屋で飲んで食べて、というイメージですが、こちらでは、「飲みに行く」というとほんとに飲むだけ、のことが多いです。パブではパイントグラスを片手にひたすら語り合う、そんな人々を多くみかけます。こちらの人にならって、飲むときは飲むだけ、のスタイルだと飲み代をずいぶんおさえることができます。

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すべての人をそのまま受け入れてくれる街

イギリスは他民族国家です。特にロンドンでは、街を歩いていると、さまざまな言葉が聞こえてきます。また個人を尊重する国、体型や年齢で引け目を感じることもありません

私も40歳をこえてからの新しい土地での再出発、不安がなかったといえば嘘になります。でも、ここロンドンに到着してすぐに、そんな不安は吹き払われました。もちろん、大変なことも多くあります。

また英語力などはまだまだ伸ばす必要があると感じています。そのため、まだ夢実現半ばではありますが、自分らしく、見た目で判断されることのないここロンドンは私にとって、第二の故郷、それどころか第一の故郷になりつつあると感じています。

ぜひ今もし海外に飛び出したい、と感じているのであれば、ロンドンもあなたのリストに加えてみてください。

Have a lovely day!

ライター名 Kumy

渡航した年 1994年および2014年
お住いの国 イギリス
公用語 英語
プロフィール ロンドンを拠点にフリーランスの翻訳家、ライターとして活動中のKumyです。イギリス英語とロンドンに恋をして数十年。現在夢の地で、夢の言葉に囲まれながら日々ロンドン生活を満喫中。