フランスに来たなら一度は食べたいおすすめ定番料理はこれだ!

Bonjour!,c’est pompon!

あなたには、ランチに食べたいお気に入りメニューや、冬になると恋しくなる料理がありますか?

フランス人にも、「メニューにあったらこれを絶対頼む!」「寒くなったらこれが食べたい!」「おすすめはこれ!」といういわゆる定番料理があります。

さすがはグルメの国フランス。星のつく高級レストランでなくても、街のビストロやレストランに美味しいものはたくさんあふれています。

今回は、フランスに行ったら是非食べたい、厳選おすすめ定番料理をカテゴリーごとにご紹介します!

スープやサラダもある、前菜

アントレと言われる前菜は、あたたかいスープなどもありますが、どちらかといえば冷菜が多いでしょう。多くのムニュ(セットメニュー)の前菜としてもよく登場するのはこの3つです。

シャルキュトリー

シャルキュトリーとは、ハムやソーセージなど肉を加熱し加工したもの全般を指します。レストランメニューにあるシャルキュトリーの盛り合わせでは、サラミやハム、ソーセージなどがバランスよく盛られています。

ワインの好きな人には特におすすめです。

リエットやテリーヌ

リエットやテリーヌもシャルキュトリーに分類されるのですが、これらが単体でメニューとしてよく現れる時は、カリカリのトーストやサラダが添えられています。

また、これらは豚肉を使ったものが有名ですが、魚介のリエットやテリーヌなどもあり、前菜に好まれます。

ヤギチーズのサラダ

ヤギのチーズ、 chèvre(シェーブル)を使ったサラダが人気です。ヤギチーズは匂いにちょっと癖があるので、苦手な人もいるかもしれませんが…慣れてくると病みつきになる香りと味です。

サラダに用いる時はグリーンサラダの上に温めたシェーブルチーズをかけます。温めることで香りが増して、素敵な一品になります。

フランスに来たなら一度は食べたいおすすめ定番料理はこれだ!

密かな人気、魚介料理

フランスは肉料理が多く、魚介の影が薄い感じは否めませんが、レストランで魚介といえばこれ、の定番メニューを集めました。

魚介の盛り合わせ

多くのお店が二人用としてメニューに載せています。例えば牡蠣、海老各種、つぶ貝、ハマグリ…などがレモンを添えて大きなお皿にどんと盛られています。

いわゆるビストロなどよりも魚介専門店で食べられるメニューで、冷やした白ワインと食べると最高です。

ムール貝

鍋にいっぱいのムール貝。白ワイン煮が基本ですが、クリームソース、カレーソースなど色々な味があります。

ムール貝はまず一つを食べ、その殻で他の身をつまんで食べていくのがお作法です。

スズキ

焼き魚ではタラなどと並んでよく食べられるのがスズキ。フランスの焼き魚はバターソースやクリームソースがかかっているものが主流です。

やっぱり大好き、肉料理

メインとしてよく食べられるのはやはり肉料理でしょう。ボリュームもあって、日本人の女性だと食べきれないくらいです。

ステーキ

人気はステーキ。様々な部位から選び、お好みの焼き加減でいただきます。焼き加減の色々はフランス語でブルー(表面を軽く焼いた程度)、セニャン(レア)、ア・ポワン(ミディアム)、ビアン・キュイ(ウェルダン)と言います。

ソースはコショウソースやロックフォールソース、エシャロットソース、エストラゴンの効いたベアルネーズソースなどが一般的です。

基本の付け合わせはフリット(フライドポテト)ですが、他にいんげんを炒めたものやサラダなどから選べるお店が多いでしょう。

鴨料理

フランス人はよく鴨肉を食べます。鴨料理として代表的なのは、マグレドカナールとコンフィドカナール

マグレドカナールは鴨胸肉の中をピンク色程度に焼いたもので、カシスソースやオレンジソースなど甘めのソースとともにいただきます。

コンフィドカナールとは、鴨のもも肉を鴨油漬けにしてローストしたものです。ほろほろと骨から外れる鴨肉はぜひ一度食べてもらいたい料理の一つです。

タルタルステーキとカルパッチョ

日本では生肉はめったに食べられなくなりましたが、フランス人は生肉が大好きです。

定番はごく薄く切ったカルパッチョ。前菜にも好まれますが、夏の暑い時などメインとしても十分食べられます。お店によってはおかわりができるところも。オリーブオイルとパルメザンチーズでいただきます。

タルタルステーキはフレッシュな挽肉にタバスコ、ケチャップ、スパイスで味付けしたものです。厨房で味付けされて来る場合と、テーブルにて自分で調味する場合があります。

フランスに来たなら一度は食べたいおすすめ定番料理はこれだ!

寒い季節の料理

秋から冬にかけ、寒い季節の長いフランス。秋冬定番の料理がこちらです。

ラクレット

溶けたラクレットチーズをジャガイモやシャルキュトリーに絡めて食べる、スイスやその国境に近いサヴォア地方の郷土料理です。

家庭でも冬のパーティーの定番として愛されています。

フォンデュ

同じくチーズ料理。本場のフォンデュは、白ワインにエマンタルチーズなどのチーズを溶かし、野菜などの具材は使わず、ひたすら小さくしたパンでチーズを絡めとって食べます

ちなみにフォンデュといえば一般的にこのチーズフォンデュをさしますが、他にも肉を熱々のオイルに浸して食べるオイルフォンデュやチョコレートフォンデュなどもあります。

ジビエ

ジビエとは、秋冬に狩猟した天然鳥獣の料理を指します。シカやイノシシ、キジやヤマウズラなどがよく食べられます。

野性味のある味わいの登場を待ちわびるファンが多い料理です。

フランスに来たなら一度は食べたいおすすめ定番料理はこれだ!

少しずつ新メニューを開拓しよう

ここに挙げたものは、フランス人なら一度は食べたことがあるいわゆる定番中の定番ですが、この他にも魅力的な料理がたくさんあります。

旅の大きな楽しみである食事、定番を制覇したら是非新しいメニューに挑戦してみてください。家で気軽にできるものも多いので、お店の味をお家で再現してみるのもいいですね。自宅にフランスの美味しい香りが漂ってきますよ。

それではみなさん、Bon appétit!

ライター名 pompon

・渡航した年 2005年
・お住いの国 フランス
・プロフィール パリに音楽留学したのち、フリーランスとして活動、そして結婚。フランス人の夫と娘、そして猫と一緒にフランス西部の都市に暮らしています。在仏12年になりました。フランスのバカンスシステムを支持する一方で日本の温泉も捨てられないという、日仏いずれをも愛する30代です。