毎日フランス料理!?在仏日本人の食生活って何食べてるの?

Bonjour!,c’est pompon!

フランスは美食の国とも言われ、日本にはない美味しいものもたくさん!ではフランスに住む日本人たちはどんなものを食べているのでしょう?日本食は恋しくならないのでしょうか?

今回は在仏日本人の食事事情をご紹介したいと思います。

自炊?外食?

まず、外食事情を見ていきましょう。フランスのガイドブックを開くと素敵なレストランや美味しそうな料理がたくさん出てきます。もちろん旅の楽しみの一つは食ですから、今日はこっち明日はあっち、とあれこれ試してみたいですよね。

しかし暮らすとなるとそう頻繁に外食してもいられません。なぜならフランスの外食、特にパリはちょっとお高めなのです。

カフェのお得なランチタイムでも前菜とメイン、デザートがつけば20ユーロ(2,600円前後)程度のお店が多く、これに飲み物をつけたりすると…毎日はちょっと贅沢かもしれませんね。高級店ではなく普通の町のビストロでも、ディナーを食べてワインを軽く飲んだら50ユーロ(6500円前後)くらいは必要と思っておきましょう。

したがって、一部のセレブの皆さんを除いて、日々の食事は自炊が基本!なのです。

毎日フランス料理!?在仏日本人の食生活って何食べてるの?

フランス料理?それとも和食?

在仏日本人は、日本食も食べているのでしょうか?答えは、Oui。多くの人が日常的に日本食を口にします。

「せっかくフランスにいるのに日本食なんて食べない!」と言う人もいます。かく言う私も渡仏したての頃はそう思っていましたし、実際食べたいともあまり感じませんでした。「pomponの家には醤油がない」と言うのは有名でした。

ですが半年一年も経つと、やはり日本の味が恋しくなることが増えました。パリには日本食レストランもありますが、それこそ日本の1.5から2倍の価格設定ですから、自分で作った方がとってもお得なのです。

そして日本の友人たちと一緒にご飯、となると自然に日本食が基本でした。みんなで一品ずつ持ち寄ったり一緒に作ったり。特に寒くなり始めると水炊きやすき焼きなど鍋を囲むのも幸せなひと時でした。

その時食べたいと思うものが、美味しいものですよね。

普段の食材どこで買う?

食材は日本のようにスーパーでももちろん買えますが、フランスらしい暮らしに一歩近づくためにも、マルシェに行ってみましょう。色とりどりの野菜や珍しいチーズ、丸々ごとそのままのうさぎなど、真新しいものがたくさんです。オリーブ専門店やはちみつ専門店も珍しい種類のものが溢れています。オススメのものや旬のもの、調理方法などを教えてもらえたりもするので、ぜひお店の人との会話を楽しんでみましょう。

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日本食材はどこで手に入れる?

日本食を作ろうと思ったら、それなりの材料が必要ですよね。日本から送ってもらうこともできますが、多くのものがフランスでも手に入ります。

特にパリには日本食材店や韓国系中国系のアジアショップが多くあり、調味料からインスタント、お菓子やお酒、中にはお寿司やお惣菜を取り扱うお店もあります。値段は日本で買うより当然割高ですが、日本からの送料を考えたら特別高いわけでもないのです。

また白菜や大根などの野菜や醤油、アジア米や海苔はここ数年フランスのスーパーでも売られるようになりました。カップの味噌汁やラーメン、ゴマだれのほかダイエット商品としてのしらたきも人気です。また有機の商品を取り扱うBIOスーパーにも豆腐やそばなどが置いてあるので一見の価値ありです。パリ以外の都市ではアジアスーパーはまだ決して多くはないので、地方在住の日本人としては助かります。

炊飯器も量販店やアジアスーパーで手に入りますし、美味しいご飯にこだわりがあれば日本から海外対応のものや変圧器をつけたものを持って来ましょう。ちなみに炊飯器がなくてもお鍋で美味しく炊けますよ。

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フランスらしい食材と料理を楽しむ

外国には野菜、肉、そしてチーズなど日本ではまだなかなか手に入らない食材や一般的ではない食材などもあります。それらを気軽に試すことができて、自分の知らなかった食文化に触れられるのも外国生活の醍醐味。フランスで言えばアーティチョークやフヌイユ、ロマネスコ、ジビエや無数のチーズなどが挙げられます。

また、ラクレットやフォンデュなど季節ごとの定番料理にもぜひ挑戦してみましょう。

毎日フランス料理!?在仏日本人の食生活って何食べてるの?

多国籍な料理

フランスには多くの人種の人たちが暮らしているので、多国籍なレストランが並んでいます。イタリアンや中華料理は日本にも多いですが、インドカレー、クスクス、ケバブ、タイ料理…。厨房にいるのは本場の人が多いので、各国の本場の味が楽しめます。こちらもぜひオススメです。特にボリュームがあってお安いケバブサンドは肉食さんならリピートすること間違いなしでしょう。

もちろんマクドナルドやサブウェイ、ケンタッキーフライドチキンなど日本でも馴染みのファストフードもあります。日本の味と比べてみてはどうでしょうか?フランスらしいチーズを使った限定メニューもあったりするので、楽しめますよ。

毎日フランス料理!?在仏日本人の食生活って何食べてるの?

美味しい食事は幸せを運ぶ

人間の基本となる、食。日本食でもフランス料理でもそのほかの国の料理でも、友達や家族、大好きな人と美味しいものを食べると幸せな気分になりますよね。

新しい発見やお気に入りのお店や味を見つけて、美味しくたのしいフランス滞在にしてくださいね。

それではみなさん、Bon appétit!

ライター名 pompon

・渡航した年 2005年
・お住いの国 フランス
・プロフィール パリに音楽留学したのち、フリーランスとして活動、そして結婚。フランス人の夫と娘、そして猫と一緒にフランス西部の都市に暮らしています。在仏12年になりました。フランスのバカンスシステムを支持する一方で日本の温泉も捨てられないという、日仏いずれをも愛する30代です。