ロンドンに移住後の仕事探しの方法

Hello! It’s Kumi!

ロンドンで仕事をする!異国の地での就業は希望に満ちたものでもありますが、不安も多く伴うものです。

特に、イギリスは日本以上に失業率が高く、また労働許可なしには仕事につくことができないため、ロンドンで一から仕事を探すことは決して簡単ではありません。でも不可能ではありません。

今回はロンドンでの仕事探しからイギリス人の仕事に対する姿勢まで、ロンドンでの仕事に伴う様々な情報をご紹介します。

ビザが必要

イギリスでは、労働可能なビザを持っていないと仕事ができません。労働可能なビザの種類は主に以下の通りです。

1) 起業家ビザ
2) 労働ビザ
3) 転勤ビザ
4) 学生ビザ(高等教育機関所属者に限る)
5) 家族ビザ(イギリスもしくはEU諸国の家族、または労働ビザ、転勤ビザ所持者の家族)
6) ワーキングホリデービザ

上記ビザの取得は決して簡単ではなく(特に労働ビザ)、様々な条件があり、また申請も複雑となっています。

特に英語に不慣れな場合は、一人での申請が難しい場合もありますので、そのような場合はビザ申請を取り扱う会社が日本、イギリスに多くありますので、手続きを依頼することも可能です。

なお、ビザの詳細はイギリスのBoarder Agency のページで確認が可能です。

ロンドンに移住後の仕事探しの方法

仕事の探し方

起業家ビザ、転勤ビザ以外は基本的にロンドンで仕事を探すことになります。ロンドンには人材派遣会社がいくつかありますので、すぐに就業する、しないにしても、まずは登録しておくことをお勧めします。

そしてロンドンには日系の人材派遣会社も進出しています。英国企業より日系企業での就業を希望する場合は、日系人材派遣会社の方が日系企業の取り扱いが多いため、日系人材派遣会社への登録もおすすめします。

またインターネット上で、日本人専用のコミュニティサイトもあり、それらにも多く求人情報が掲載されています。
それらのサイトでは、どちらかというとオフィス業務よりはレストランや美容室などのサービス業の求人情報が多く掲載されています。

イギリスは失業率が日本より高い上に、EU諸国からの人も多く職を求めて、特に大都市ロンドンに移住してくるため、イギリス人であっても仕事を得ることは決して簡単ではありません。

そのため、イギリスでは仕事に応募する際、数社に応募するのではなく、数十社に応募することが当たり前となっています。とにかく必死に仕事を探します。のんびりしていると、いくら日本語と英語のバイリンガルだったとしても負けてしまいますので、職探しの際はしっかりと準備しましょう。

転職は不利ではない

最近、日本でも転職することが特別なことではなくなってきましたが、それでも学業を終えた後、定年まで同じ仕事に従事することがよいという風潮がまだ存在しています。

イギリスには日本と逆の考え方があり、同じ仕事に長年従事していると、上昇志向がない、チャレンジ精神がないとみられてしまいます。

もちろん数週間単位での転職はよくありませんが、定期的な転職は好意的にとられ、より良い仕事を得るために有利に働きます。

ロンドンに移住後の仕事探しの方法

仕事は時間内に終える

日本では残業は当たり前、または残業が美徳、というような風潮がありますが、イギリスでは、残業は、どちらかというと仕事ができない人、というマイナスイメージが伴います。

もちろん、イギリス人も、就業時間を超えて仕事をすることもあります。でもそれはとても特別なことであり、通常的に残業を行うことはありません。

ロンドンでは、アフターファイブの楽しみが多くあります。パブやレストランでの飲食のほか、観劇や映画など、仕事は定時で終えて、自分の時間をしっかりと確保する、それがロンドンで働く人の典型的なワークスタイルです。

ロンドンに移住後の仕事探しの方法

休暇はしっかりと確保する

イギリス人はだいたい年に3回、クリスマス、イースター、夏休みに長めの休暇を取ります。クリスマスやイースターはだいたい1週間から10日程度、夏休みは職種にもよりますが、1週間から2週間程度休暇を取ります。休暇の過ごし方は人それぞれですが、多くの人が旅行に出かけます。

旅行先は国内から海外まで様々ですが、飛行機や電車で1時間ほどで、近隣諸国に渡航できるため、夏休みは海外に出かける人が多くいます。

なお、クリスマスは日本と違い、家族で過ごすイベント(日本のお正月と似ています)のため、旅行に出かけるのではなく、実家に帰る、という人がほとんどです。

いかがでしたでしょうか?

ロンドンでの仕事の探し方、仕事に対する考え方などをご紹介しました。ロンドンで仕事をするからといって、いきなりイギリス人と同じ考え、視点で仕事をする必要はありませんが、一緒に働くイギリス人の思考を理解し、それを理解する姿勢を持つことにより、仕事がしやすくなります。

異国での仕事することは決して楽なことではありません。でも、間違いなく、日本では得られない経験や知識を得ることができます。

ぜひ上記を参考にロンドンでの仕事を楽しんで、より充実したものにしてください。

Have a lovely day!

ライター名 Kumy

渡航した年 1994年および2014年
お住いの国 イギリス
公用語 英語
プロフィール ロンドンを拠点にフリーランスの翻訳家、ライターとして活動中のKumyです。イギリス英語とロンドンに恋をして数十年。現在夢の地で、夢の言葉に囲まれながら日々ロンドン生活を満喫中。