フランス旅行なら、世界遺産モンサンミッシェルにはぜひ行ってほしい!

Bonjour!,c’est pompon!

皆さんは、フランス旅行に行くならどこに行きますか?やっぱりパリは欠かせないでしょうし、ロワールの古城巡りや南仏の景色も素敵ですね。

でもやっぱり一度は行っておきたいのが世界遺産であるモンサンミッシェル!今回はツアーだけでなく、パリから個人で行く方法などもあわせてご紹介して行きます。


モンサンミッシェルとは?

フランスの西海岸、ノルマンディー地方とブルターニュ地方の境に近いサンマロ湾に浮かぶ小島にある修道院です。

潮の干潮の差が激しいところで、満ち引きによって全く違った姿が楽しめます。ライトアップされた姿や、日の出の朝日を浴びた姿もとても美しく、泊まりで訪れる人もたくさんいます。

フランス旅行なら、世界遺産モンサンミッシェルにはぜひ行ってほしい!

パリからの日本人バスツアーを利用する

パリ発の日本人向けバスツアーがいくつもの旅行会社から提案されています。一泊二日のものもありますし、日帰りツアーやガイド付き、ランチ付きのツアーもあります。

日帰りコースであれば、大体は7時ごろにパリ中心地を出発し、21時ごろにパリ市内で解散というものが多いでしょう。

日本語で全てお任せできるので、言葉に自信がなくても安心ですね。

パリからTGVに乗って行く

モンサンミッシェルまでは、TGVとバスを利用して行くこともできます。早めにTGVの予約をすればリーズナブルに行けるのが嬉しいですね。パリから日帰りも可能です。

TGVでレンヌまで行く

まず、パリのモンパルナス駅からレンヌ(Rennes)駅までTGVに乗ります。現在所要時間は2時間強ですが、長年の工事の結果、2017年9月からは1時間半ほどに短縮されます。

TGVには安価な席があるので、早めに予約すれば片道20ユーロから購入できます。

レンヌからバスに乗る

レンヌ駅に着いたら、モンサンミッシェルまでのバスに乗ります。バス乗り場(gare routiere)は、駅の北口にあります。レンヌ駅は2017年現在大規模な工事中で、少しわかりづらくなっているかもしれませんが、必ず表示が出ています。

駅を出たら右手にバスセンターがあります。日曜・祝日など以外はここでチケットを買うことができます。バスセンターが閉まっている場合は、バスの運転手から直接買うことができますので安心してください。

センターの裏側に乗り場があり、それぞれ行き先が表示されています。片道は15ユーロ(約1800円)、車内で買う場合クレジットカードや現金が使えますが、往復券は買うことができません。

パリからの電車に合わせて運行時刻を設定しているので、時間に無駄がなく便利です。もしたくさんの乗客がいても2台目がすぐにやってくるので心配はいりません。

所要時間は70分。長いようですが、のどかな風景を見ていればあっという間に到着します。バスにトイレはありませんので、TGVの中や駅、カフェなどで行っておきましょう。

修道院までの行き方

レンヌからのバスを降りるのは、モンサンミッシェルの前ではありません。駐車場や観光案内所のあるエリアに到着し、そこからさらに移動します。ちなみに帰りのバスは、バスを降りたのと同じ場所から出発になります。

シルバーの現代的な無料バスがあり、何台もが往復しているのでほとんど待つこともなく乗れます。10分ほどでモンサンミッシェルのすぐそばまで移動できます。乗るときは左側前方がおすすめ。素晴らしい眺めを写真に収めることができるはずです。

そのほか有料の馬車があります。バスより時間はかかりますが、のんびり揺られて移動するのも楽しいものですね。

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いざモンサンミッシェルへ!

2014年にできた橋を渡り、モンサンミッシェルの麓までやってきました。外観の壮大な姿の写真を撮ったら、いざ中に入ってみましょう。

入り口にセキュリティがあるので、バッグの中身を見せて通ります。修道院に入るときも同様です。

中に入ると、お土産物屋さんやレストランがGrand Rueという道に所狭しと並んでいます。基本的に坂道で、途中からは階段になります。所々で立ち止まって後ろを見てみると、モンサンミッシェルを取り囲む素晴らしい景色が楽しめます。

色鮮やかなステンドグラスの美しいサンピエール教会は、修道院へ向かう途中左側にあります。

修道院に入るにはチケットが必要です。18歳未満は無料、大人は10ユーロです。日本語のパンフレットもあるのでもらっておきましょう。同じ場所でオーディオガイドを借りることもできます。2017年4月現在、日本語のオーディオはありませんでした。

ラメルヴェイユの回廊など見所はたくさんですが、内部は意外とこじんまりとしているので、見学にあまり時間はかかりません。混み合っていたとしても1時間半ほどで見終われるでしょう。

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有名なグルメはオムレツ

旅のお楽しみはグルメ。モンサンミッシェルといえばLa Mere Poulard(ラメールプラール)のオムレツが有名。たくさんの卵を使ったふわふわのオムレツで、通りに面したお店の中で卵を泡立てている姿を見ることもできます。

オムレツを含むコースは15ユーロ(約1800円)程度から55ユーロ(約7000円)程度のものまで色々あり、メニューには日本語表示もされています。また他のお店でもやはりオムレツは人気のようで、必ずと言っていいほどメニューに入っています。

どこのレストランも12時を過ぎるとかなり混み合い、日によっては長蛇の列ということも。限られた時間を待つだけに使うのはもったいないですから、空いている時間を狙って食事をしましょう。

レンヌからバスで到着したなら、11時半頃にレストランエリアを通るでしょうから、まず最初に食事をしてしまうのがおすすめです。オープンしてすぐなのでゆっくり食べられますよ。

お土産物屋さんには、ブルターニュのバターサブレなど可愛らしいパッケージのものがたくさん並んでいます。ぜひ一度訪れてみて下さい。

それではみなさん、Bon voyage!

ライター名 pompon

・渡航した年 2005年
・お住いの国 フランス
・プロフィール パリに音楽留学したのち、フリーランスとして活動、そして結婚。フランス人の夫と娘、そして猫と一緒にフランス西部の都市に暮らしています。在仏12年になりました。フランスのバカンスシステムを支持する一方で日本の温泉も捨てられないという、日仏いずれをも愛する30代です。