アメリカ ワシントンに移住。リアルな生活の様子をご紹介します

Hi there, its Ket.

日本から海外へ行く場合、移住先選びは大事なポイントですよね。いくつか選択肢があればできるだけ自分に合った住みやすい土地のほうが安心できると思います。

私が高校在学中の短期留学、高校卒業後から8年後に日本に帰国するまでの間は、一貫して同じ街に住んでいました。

アメリカ合衆国ワシントン州シアトル市、というところです。ワシントン州は、アメリカ本土の北西、西海岸に接しカナダとの国境にある州です。

シアトルは、アメリカの10大都市の一つで大きな企業もあります。また、スターバックス発祥の地で、コーヒーショップもいたるところにあります。野球のイチロー選手が在籍していたチームがあることでも知られている街です。ちなみに2017年アメリカ国内で住みたい街6位です。

今回は、気候や治安などのリアルな感想をお伝えします。

お日様は夏限定の街

まずは、気候についてです。この、シアトルという街の気候は日本とは大きく違っています。夏は快晴、春・秋・冬は曇天か小雨が毎日続きます

夏の気温は、最高で30℃を少し超えるくらいです。とても過ごしやすい夏ですが一瞬で通り過ぎます。5月半ばより晴れの日が増え、9月に入れば暗い日が多くなります。この短い夏の間は、湖や海辺のビーチはバーベキューや日向ぼっこで人が溢れ短い太陽の季節を思う存分楽しみます。気候の良さから観光客がこぞって訪れます。

真冬の気温は、05〜8℃程度です。陽が差すことが少ないので、一日を通しての気温の変化はほぼありません。北海道よりも高い緯度に位置していますが、雪が降ることは稀です。この暗い気候のせいで、シアトルは鬱になる人が多いと言われています。

私はキラキラの夏よりも、静かで暗い冬の方が落ち着いて好きでした。小雨の降りしきる中、本を片手にコーヒーショップに入り浸るのが冬の楽しみでした。

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治安はアメリカの中では安定の“良”

シアトルの街は、上流階級層が多いことと高い税収により、比較的安定して“治安の良い街”と言われています。いろんな人種も混ざっているので、差別も少ないです。街中にホームレスは多くいますが、危害を加えられたりはなかったです。

夜間でも、慣れていれば一人で出歩いても平気です。夜中までカフェで勉強してから歩いて帰ったり、一人でバーで飲んでいても危険な目にあったことはなかったです。

渡米して5年ほどは、銃に関するニュースはあまり聞きませんでした。しかし、だんだんと経済格差が進んだあたりから若干の治安の低下があり、家の外で銃声を聞くこともありました。大麻が合法になったのもこの頃でした。

銃の乱射は不特定で見知らぬ人を撃ち殺す事件が多かったです。近所の高校生、カレッジの友達、どちらも“そこにいた”という不運によって射殺されました。

入ってからが厳しいアメリカの学校

アメリカの学校の制度は日本とは随分違います。多くの生徒は、高校の単位が取れ次第〜卒業次第、カレッジに行きます。

カレッジでは、日本のように専攻を決めてから入る必要はなく、興味のあるクラスを選択して90単位取れたら卒業です。しかし、専攻に沿ってクラスを取る人が多数です。後に編入する学校によっては、カレッジ時代に必須でとっておくクラスのリストが出ています。

進級するための単位の取得は、日本よりも厳しいと思います。基本的に1学期間に3日クラスに出られなければ落第してしまいます。大半のアメリカ人は自分で学費を払うので、アルバイトをしている人は勉強時間確保のために、1学期に1〜2クラス程しか取りません。

私は、あまり興味のなかったEconomics(経済学)を専攻し、OPT(後述)を1年経た後に大学に編入しました。毎日数字とのにらめっこで、辟易でした。興味のない分野は日本語でも大変なのに、英語では苦痛以外なかったです。もともとはアートの専攻を考えていたのですが、経済の方が後々使えるだろうという安易な考えでした。

ちなみに、OPT(Optional Practical Training)というのは留学生のためのプログラムで、カレッジの単位を取得後に1年間アメリカ国内で就労経験できるというものです。学校によって“職種は専攻に沿ったものでなければならない”というところと“どこでも好きなところでいいよ”というところがあるようです。

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子育ては日本の圧勝

子育ては、圧倒的に日本の方が楽です。断言します。そのために、私は帰国しました。現在、乳幼児を3人育てていますが、アメリカにいたら3人も産めなかったと思います。

最初の子は、アメリカで産みました。私と夫の稼ぎは、シアトルでは所謂“低所得”とみなされて妊娠〜産後2か月は州より医療経費の補助がありました。妊婦健診、歯科、産後の通院は無料で行えました。が、妊娠〜子育ては日本と違いすぎていろいろと衝撃的でした。

まず、妊婦時。私は日本人の中でも小柄な方です。アメリカでは服は子供サイズです。そんな私は、いくら食べようが飲もうがアメリカ人サイズになることは不可能です。出産予定日1か月前には妊娠前よりも9Kg体重の増加があったにも関わらず、痩せすぎている!と大騒ぎされました。アメリカでは15〜30Kg程増加する人が多いそうです。

いざ出産。一通り痛い思いをして産まれてきました。夜通し苦しんで、やっと産まれた〜と思ったのも束の間、休む暇はありませんでした。出産後2時間経過をみて、退院でした。疲労と痛みの残る体を引きずって帰宅しました。自宅では、産まれて2時間の息子と、ベッドでいびきをかく夫と、放心状態の私。アメリカは優しくないな〜と思ったのでした。

第二子は絶対に日本で産もう!と決め、そのついでに引っ越しまで決意しました。シアトルで子供を預けて働くとなると金銭的に無理だったのと(毎月6〜8万円ほど)、託児所は質が悪い(日本の保育園のようなところではなく、一部屋にいろんな年の子がこちゃまぜで1日中テレビを見ているようなところ)ためです。

ほかにも、13歳以下の子供は保護者なしでは外出できない決まりなどがあり、(前述が全てではありませんが)子育ての環境は日本の方が優れているという答えに行きつきました。

独身で学校や仕事だけに専念できた期間は、“The 自由の国”を満喫し、日本よりもアメリカ!一生アメリカ生活!と思っていましたが、子供を育てる環境としては日本の方がいいですね。心配事が少ない気がします。

Have a nice day!

ライター名 Ket

渡航した年:2008年〜2015年
お住いの国:アメリカ ワシントン州
公用語:英語
プロフィール 学校、就職、結婚、出産を米国で経て2015年に帰国。夫、3人の子供、猫と田舎で暮らしています。