【現地人 推薦】日本人があまり行かないスペインおすすめの観光地7選

¡Hola a todos! Soy Sakineco.
Hola a tothom! Sòc Sakineco.

スペインは観光大国です。日本人が訪れる観光地としてもとても人気があります。ですが、日本人が観光をする場所や地域は非常に限られています。日本人があまり足を向けない場所、日本人向けに作られたガイドブックには紹介されていない素敵なスポットが実はたくさんあります。

今回は私が実際に訪れたことのある場所の中から個人的に選んだ、おすすめしたい観光地を紹介してみようと思います。

バルセロナ Tibidaboの丘

バルセロナは日本人が多く訪れる有名な観光大都市です。バルセロナ観光をする日本人は、ガウディ建築を中心に、サグラダファミリア、カサ・ミラ、カサ・バトリョ、グエル公園を周り、ランブラス通りをお散歩し、ラボケリア市場を覗き、モンジュイックの丘に訪れ、バルセロナを一望するのが人気の観光コースですよね。

日本人観光客はあまり足を伸ばさないのですが、私が個人的にバルセロナで一番好きで一番綺麗だと思う場所は、ティビダボの丘です。

丘の上には100年の歴史がある古い古い遊園地があります。時間があれば遊園地で1日遊んでみると良いと思います。そして丘の上にあるティビダボの教会は、大きなイエス・キリスト像がそびえ立ち、バルセロナの青い空に映えとても美しい教会です。この丘の上から一望するバルセロナの街も、とても素敵です。

【現地人 推薦】日本人があまり行かないスペインおすすめの観光地7選

ジローナ 石畳の街Besalú

カタルーニャ州、バルセロナ県のお隣にあるジローナ県は、中世の街並みが残るとても美しい街です。(カタルーニャ語でジローナ、スペイン語だとヘローナと呼ばれます。)ジローナというと、ジローナ県の中心都市ジローナ市に観光に訪れる人が多くいます。このジローナ市も、ユダヤ文化とローマ文化が融合した独特の中世の街並みや、大聖堂、長い城壁などが残る魅力的な古都なのですが、私が一番お勧めしたいのはベサルというジローナ県にある別の街です。

ベサルの街の入り口は、石造りの巨大な橋で、この橋を渡って街の中へ入ります。街並みはどこもかしこも石造り。あちこちに路地や階段があり、まるで迷路のようです。小さな街ですので、日帰りで訪れ、ぐるりとお散歩して街を回るのにちょうどいいです。まるで中世の時代にタイムトラベルしたような、あるいは映画の中に入り込んでしまったような錯覚を覚えます。

ジローナは陶器の街としても有名で、カラフルで可愛いスペイン陶器がおみやげ屋さんに並びます。ベサルにも可愛い陶器のお店がたくさんあります。

サラゴサ Sos del Rey Católico

ソス・デル・レイ・カトリコは、アラゴン州サラゴサ県にある、道も建物も全て石造りの古都です。初代スペイン統一国王フェルナンド王生誕の地として知られ、スペインで最も美しい街の一つに選ばれています。

私はスペインに渡り、最初の年にここに旅行で訪れたのですが、あまりの美しさにこんな場所が世界にはあったのか!!と、とても感激したことを覚えています。

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ナバラ州 Olite

オリテも、中世の雰囲気が残った石造りの古都です。街の中には修道院や教会、オリテ城があり、このオリテ城の一部がパラドール(スペインの国営ホテル)として使用されており、お城に宿泊できます。パラドールの中もとっても豪華で、お姫様気分で滞在できます。お城から見渡すオリテの街並みもとても綺麗です。

スペインでは各地にパラドールがあり、古い歴史的な建物を改装改築し、ホテルとして利用している場所が多くあります。あちこちのパラドール巡りをするのもお勧めです。

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カスティーリャ=ラ・マンチャ州 Cuenca

クエンカ崖の上にある村で有名な観光地です。崖の上に家々がそびえ立つ景色は絶景で、思わず感嘆の声を上げてしまいます。崖の光景だけでなく、13世紀から14世紀頃の街並みが残る街と、広がる山々の景色がとても美しい場所です。クエンカの修道院も、現在はパラドールになっていて宿泊することができます。

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カナリア諸島 Lanzarote

ランサローテは、7つあるスペインカナリア諸島の島の一つです。火山でできた島で、まるで月面のような、不思議な地形をしています。

ティマンファヤ国立公園には巨大な火山のクレーターがあり、砂漠の中をラクダに乗ってお散歩ができるアトラクションもあります。まるでスペインではない他の国に来てしまったような、というよりも、地球ではない別の惑星に来たかのように感じる魅惑の場所です。

一年中暖かい気候で、バケーションシーズンにはイギリスやドイツから観光客がたくさん訪れます。海に囲まれているのでとにかく魚介類が美味しく、スペイン本土では食べられない珍しい魚料理も堪能できます。

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ガリシア州 Santiago de Compostela

サンティアゴ・デ・コンポステーラは北のガリシア地方の都市。カンタブリア海と大西洋に面したこの地域は、魚介が美味しいことで有名で、カニやムール貝、オイスターが美味しく食べられます。そして一番有名なのはガリシア風タコです。

このタコ料理は、茹でたタコをスライスして、オリーブオイルと塩、パプリカをかけていただくシンプルな一品ですがとても美味しいのです。サンティアゴではカフェテリアならぬプルペリア(タコ専門店)があったり、タコ祭りが開催されるほどタコが大人気の地域なのです。

サンティアゴはエル・カミーノと呼ばれる聖地巡礼の最終目的地としても有名です。フランス各地からピレネー山脈を越え、サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指し、キリスト教徒が巡礼をします。

私が観光に行った時も、巡礼を終え大聖堂にたどり着き、人々が讃えあい涙を流して感動している場面を目にすることが出来ました。また、この大聖堂のミサにも参加したのですが、ボタフメイロという壺の中に火を灯し、煙がでる壺を天井に吊るして聖堂の中をブンブンブンブンと振り回す、かなり迫力のあるミサで驚きました。なぜ煙を出す壺をあんなに振り回すのか、聖地巡礼者の体が汗と汚れで臭うから、その匂いを消すため・・・という噂を耳にしたことがありますが、真相は謎です。

いかがだったでしょうか。自分でおすすめの場所を選び書いていて、私って、石造りの古都が好きなのだなということに気がつきましたが、実際スペインの地方や田舎にある石造りの古い街は本当に本当に、美しいのです。大都市の観光地にある旧市街地なんて比べ物になりません。なかなか地方まで足を延ばすのは難しいかもしれませんが、機会があれば是非、地方都市や田舎にも訪れてみてほしいなと思います。

¡Qué tengan un buen día!
Us desitgem un bon dia!

ライター名 さきねこ

渡航した年:2005年 スペインへ(9年間在住)、2014年 イギリスへ(現在3年目)
公用語:スペインの公用語はスペイン語ですが、住んでいたバルセロナのあるカタルーニャ州では、第一公用語はカタルーニャ語です。今住んでいるイギリスでは英語です。
プロフィール:二人の子供の子育てをしている30代の主婦です。夫の国スペイン、バルセロナに9年住み、様々なカルチャーショックを受けて暮らしてきました。現在はイギリスの田舎に移住し、英語・スペイン語・日本語を使って生活しています。子供たちをマルチリンガルに育てるべく、奮闘中です。