カナダに留学、移住をした日本人妻の体験談。

Hello everyone from Canada! This is Bluejay.

お隣の国、アメリカにいつも押され気味なイメージのある、カナダ。でも面積ではカナダが世界2位で、アメリカが3位なんです。最近では、ちょっとかっこいい首相ということで、日本でも話題となっている、カナダの首相、ジャスティン・トルドーさん。

今年の7月で、建国150周年を迎えるこの国に移住して、かれこれ12年になる著者の体験を、これから留学、ワーホリまたは移住を考えている皆様とシェアできたらと思います。

アメリカ?それともカナダ?

留学先の候補として、どちらの国も人気があると思いますが、著者がカナダを選んだ理由は、ただ単にカナダの方が安かったからです。カナダの皆さんごめんなさい!笑

自分自身、カナダで有名なウィンタースポーツや、広大な自然など、まったくと言っていいほど興味がありませんでした。東京出身なので、ニューヨークのような、都会に行きたかったのです。

しかし、アメリカの大都市となると、留学費用が田舎の都市の倍くらいになってしまいます。そこで、カナダを考慮するようになりました。

もう十数年以上前のことですが、その当時、カナダの大都市、バンクーバー、トロントなど、アメリカに比べると留学費用が30-40%くらい安かったのです。

今となっては、カナダを選んで正解だったなと思います。トロントに決めた理由は、バンクーバーよりも、断然に日本人比率が低かったためです。これはのちに、かなりの英語レベルアップにつながりました。

カナダに留学、移住をした日本人妻の体験談。

留学から移住へ

トロントでの3か月の語学留学をへて、一年間ワーホリでまた戻ってきた際に、現在の夫と出会い、結婚を機に移民になりました。

そして、夫の出身地である、トロントの郊外で、新しい生活をスタートしました。移住の際、すでにカナダに1年以上住んだ経験があったため、そこまで不安に感じたことはありませんでした。移民をお考えの方には、まず、語学留学、またはワーホリで現地に下見をすることをお勧めします。

言葉の壁

英語も、高校時代からすでに、日常生活には困らない程度は話すことが出来たので、その点では問題なく快適に過ごせていたと思います。

ちなみに、ケベック州に留学、または移民をお考えの皆様。ケベック州は、はっきり言って英語より、フランス語の方がかなり強いです。バイト先を探すにも、英語ーフランス語バイリンガルであることがほぼ必須ですので、その点はご注意ください。

カナダは移民の国です。世界中の国々から、大勢の人たちがこの国へ移住をしてきます。その彼らの英語は、完璧でないのがほとんどです。ですが、彼らはあまり気にしているようには見えません。間違ってても、話してみよう!というメンタルが大変重要だと思います。

カナダに留学、移住をした日本人妻の体験談。

ホームシック

少し暗い話になりますが、実話です。他国に移民して、一回もホームシックになった事がない人など、著者の周りには一人もいません。自身の体験からすると、最初の一年目は、正直浮かれていたところがあったと思います。外国で新しいスタート!とワクワク感が溢れていたのでしょう。しかし気持ちの変化が2年目に近づいてきたころに、やってきました。

そのころは、本当に気分が滅入っていました。日本に帰りたくて、帰りたくて、何度も泣きました。上記にも書きましたが、東京出身という事もあって、トロントから車で1時間ほどの所なのですがやっぱり田舎すぎるんです。(今は慣れました!笑)それに加えて、季節も関係していると思われます。

カナダは何と言っても、冬が長く、しかも寒いんです。(西海岸よりは、それほどではないと聞きます。)カナダではSeasonal affective disorder (SAD)季節性鬱病がとても多いとされています。

冬になると日照時間が夏に比べて、愕然と短くなり、雪ばっかり降っているという感じです。ウィンタースポーツが大好きな方には、最高の場所かもしれませんが、そうでない著者のような人々には、ちょっときついかもしれません。

しかし、アメリカがお隣ということで、冬場になると、フロリダ方面に明るい日差しを求めて旅行をするカナダ人が多数います。アメリカだけでなく、南アメリカ方面も、冬場でもぽかぽか暖かい気候なので、カナダ人の人々には人気があります。

日本からではとても遠い南米ですが、カナダからのアクセスはとても良いので、バケーションで何とか冬を乗り越えるのも一つの方法です。

カナダに留学、移住をした日本人妻の体験談。

カナダの安全性

個人的な感想ですが、カナダはアメリカと比べれば、断然安全です。かと言って、油断は禁物です。携帯電話は所持していた方が良いでしょう。

カナダでは、銃の規制が厳しいので、アメリカのように、誰もが持ち歩いているという感じではありません。十数年こちらで過ごしてきて、危ない目にあったことは一度もありません。

しかしながら、女性の方はとくに、夜中に一人で歩くのは避けた方がいいでしょう。そして、前もって治安があまりよくない区域を調べておくのも大切なことです。

カナダに留学、移住をした日本人妻の体験談。

最後にカナダの魅力とは

世界で最も住みやすい都市に、ここ数年で連続ランクインを果たしているカナダ。アジア人の移民も年々増加しているので、アジア系のスーパーも多数あり、日本食が手に入りやすくなっています。

移民の国のため、あちらこちらでエスニックのレストランがあり、海外に旅行しなくても、世界各国の本場の味が楽しめます。グルメの方にとってはうれしいボーナスでしょう。町中移民の人で溢れていますので、肩身の狭い思いをすることなく、生活ができるような気がします。

カナダ人は自国に大変な誇りを抱いています。留学、移民の前に少しカナダについて調べると良いでしょう。例えば、カナダ人が大好きなものと言えば、アイスホッケーがあります。国民的スポーツです。ウェイングレツキー(カナダ人でホッケーの神様と言われる。)くらいの名前は覚えていたほうがいいかも知れません。

日本人になじみのある野球。カナダで唯一の大リーグチーム、トロントブルージェイズをカナダ人と一緒に応援してみるのもありです!またハリウッドで活躍しているカナダ人の役者も大勢います。ジムキャリー、ライアンゴスリング、レイチェルマクアダムス、セスローガン、キアヌリーブス、などなど大物ばかりですね!

このような豆知識により、カナダ人との会話のきっかけになるのではないでしょうか?
外国に住むということは決して簡単な事ではありません。しかし、事前のリサーチ、現在ではいろいろなフォーラムで意見の交換など、情報が溢れていますので、それを活用しましょう。

自身の経験上、日々の生活で起きることをポジティブに据えることにより、困難を乗り越えてこられたと思います。この記事が皆様のカナダへの留学、移民への一歩へと繋がればと思います。

I wish you all the best on your new journey!

ライター名 Bluejay

渡航した年 2005年
お住いの国 カナダ
公用語 英語、フランス語
プロフィール 0半ば、カナダ東海岸トロント郊外に在住12年ちょい。アイリッシュパブでマネージャーを務める。趣味は野球観戦。ネットフリックス。好きな物は猫と柴犬。