アメリカに移住をしてみた体験談。フレンドリーに生きよう

Hi there, it’s Ket.

初めて外国に移住することになったとき、みなさんはどんな気持ちが強いでしょうか?ワクワク・ドキドキ、夢や希望がいっぱい。はたまた、言葉や治安などの心配で不安・・・。

筆者 Ketも渡米前には心中渦巻くものが沢山ありました。そこで今回は「渡米のきっかけ」と「不安だったこと」を中心にご紹介したいと思います。

とりあえず行ってみよう

現在海外に住んでいる人、これから移住予定の人。どうしても仕事の関係で行かなければならない人や、長年の夢だった人など様々だと思います。あなたの移住の決め手はなんでしょう。

当時、高校三年生だった私はアメリカに住むことを思いついたのです。きっかけは夏休みに一か月間ホームステイしながら現地の学校に通うというサマーキャンプのプログラム

周りは大学受験に向けて勉強に励んでいる中で、将来の夢を始め、具体的に進みたい分野や学校などが全く決まらないままの私は「何か見つかるかも!」という期待をもって軽い気持ちで参加しました。

帰国後、相変わらず人生の道での迷子だった私は、卒業後に留学生として再びアメリカへ渡ることにしました。 いつかは将来の進む道を決めなければならないのであれば、思い切って違う環境に身を置こう!正直に言うと、毎日が新鮮で忙しくも楽しかった一か月を過ごし、短期間が故に心残りのあったのです。

最初はなんとなくの渡米でしたが、この時点で私はアメリカで自身を鍛えて、試して、人生を見つけようと決心しました。

アメリカに移住をしてみた体験談。フレンドリーに生きよう

「不安要素」は自分自身の「課題」へ

アメリカ=自由の国、人種・文化の坩堝、アメリカ人=フレンドリーで大きなジェスチャーやはっきりとした意思表示、というイメージでしょうか。

多種多様な人々とカルチャーの中へ自由を求めて〜と思いがちですが、自身の選択には責任が付いて回ります。曖昧な態度や、相手の言っていることがわからずに無責任に「Yes」を言ってしまうと後々困ったことになってしまいます。

長期留学を決めた私の一番不安だったこと、それは、「内気であること」でした。 これは、サマーキャンプ後の心残りでもあります。遠慮して嫌なことが嫌だと言えなかったり、聞き取れなかった会話を確認もせずに返事をしてしまったり。

日本人にはありがちだと聞きますが、勇気を出して自分の意見が言えたらホストファミリーや学校のクラスメイトとの関係はもっと良いものになっただろうと思うとなんとも言えない気持ちになりました。

内向的な自分が、いかにアメリカで生き残るのかたいそう不安でした。もちろん、少しずつでも変えていく覚悟はありましたが。

実際に行ってみて、どれだけ自分は変わるのか?

アメリカでは内気な性格だと損をすると思います。小さな声の曖昧な言葉は、誰も聞いてくれません。 また、本心でない会話は信頼を失います。いろんな人と文化の中では、「他人と違った意見」は受け入れられても、「曖昧な(意思の弱い)意見」は受け入れられにくいです。(自信のない意見は、正確ではないことを踏まえて言い方を変えて堂々と話せばいいのです)

学校に通い始めると、レベル別に英語を学ぶESLというクラスに入りました。 カレッジでアメリカ人と一緒にクラスを受けるのに必要な英語能力を身に点けるけるというものです。 そこでは、日本人を始めアジア諸国、中東からの生徒が多くいました。皆、自国語の訛りが強く全く英語に聞こえないことも多いのですが、自信満々で発言していました。

逆に、ほとんど発言しないのは、私を含む日本人でした。 授業中に指されれば答えます。 自発的には、ほとんど・・・0です。

私を「内気」から脱出させてくれたのは、アートのクラスでした。 そのクラスは、特にアメリカ人の生徒が多かったのです。 加えて、作品を作り上げる毎にプレゼンテーションと質疑応答がセットでありました。 胸を張ってクラスメイトの前で話さないわけにはいかなくなり、(乏しい語彙力と文法ではあったとおもいますが)自暴自棄、がむしゃらに伝えたいことだけを伝えました。

「何を考えているか分からない日本人」から「お互いに感想を言えるクラスメイト」にステップアップしました。

アメリカに移住をしてみた体験談。フレンドリーに生きよう

実際に行ってみないと始まらない

留学を決意してから約一年半で不安解決、今では中身も見た目もアメリカ人!と周りに言われています。 渡米して本当に良かったのは、日本にいたら絶対に出会えなかったような人々と友達になれたことです。 意思表示がうまくできるようになると友達も増え、「自由の国」を謳歌しました。

毎朝行くコーヒーショップの店員さん、行きつけのバーでよく会うおじさん、ライブハウスのお兄さん、バスで一緒になるおばさん。私が少し勇気を出してフレンドリーになれば、周りの人は皆優しくてすぐに友達になれました。

いろんな人と知り合えて、心からアメリカに行って良かった!!と思っています。

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少しでもアメリカに興味がある人は

実際に行ってみてください。英語が話せないとか、環境が違う地に行くのは不安というひとも、興味があるのであれば、私は行くべきだとおもいます。一週間の旅行でも、一か月の留学でも。

自由の国で自由に過ごしてみて、本当の自分が見えてくるのではないでしょうか。是非、恥ずかしがらずに積極的に人との関わりも持ってみてください。受け入れてもらえます。個人的に、自信がない人ほど、自分を肯定してくれる温かみが感じられるかな、と思います。

See you next time, have a good one!

ライター名 Ket

渡航した年:2008年〜2015年
お住いの国:アメリカ ワシントン州
公用語:英語
プロフィール 学校、就職、結婚、出産を米国で経て2015年に帰国。夫、3人の子供、猫と田舎で暮らしています。