Hello y’all! I’m Aqua.
ブータンではほとんどの人が英語を話せますので、コミュニケーションをとるのに苦労することはほとんどないと思います。
しかし、せっかくブータンに行ったらやっぱりブータンの現地語で会話してみたいですよね!ブータン人も外国人がブータン語で話しかけてくれたら嬉しいはず。マーケットではもしかしたらサービスしてもらえちゃうかも!?
今回は、ブータン現地語「ゾンカ」でのコミュニケーションの第一歩、あいさつのフレーズをご紹介します。
こんにちは
Kuzu Zangpo (la)
(クズザンポー/クズザンポーラ)
いつでもどこでも使える、挨拶のフレーズです。「ラ」は丁寧な言い方をする時に付けられるもので、「だ」と「です」のような違いだと思ってください。ブータン人は「Thank you la」「OK la」と英語にもこの「ラ」を付けることがよくあります。
やあ
Kuzu kuzu
(クズ クズ)
これはカジュアルな「こんにちは」のフレーズ。友だちや同僚など気の置けない関係の人や、旅行も慣れてきて、ガイドさんと親しくなったり現地の友だちができたりしたら、使ってみるといいかもしれませんね!
おはよう
Droba delek
(ドロバ デレ)
「クズザンポー」がいつでも使えるフレーズなので、これはあまり使いませんが朝一番に「おはよう」と言いたいならこのフレーズ。「ドロバ」は「朝」という意味、「デレ」は「おめでとう」「カンパイ」などにも使われます。
こんにちは、こんばんは
Nyima delek、Chiru delek
(ニマ デレ、チル デレ)
基本的に挨拶は「クズザンポー」がすべてをカバーしますが、夕方ちょっと顔を合わせた時などに軽く「チルデレ!」と言うのも通っぽくてカッコイイかもしれません。尚、「ニマ」は「昼」、「チル」は「夕方」という意味です。
げんき?ごきげんいかが?
Choe gadebe yoe?
(チェ ガデベ ユエ?)
英語で言う「How are you?」のゾンカです。「やあ、調子どう?」と気軽に声をかけ、会話のスタートになるフレーズです。
げんきです
Lezhum yoe (la)
(レジュム ユエ/ユエラ)
元気?と聞かれて「はい、元気です」と答える時のフレーズです。レジュムは英語の「Nice」に近い意味合いで、綺麗とか健康的とか、たいがいのポジティブな形容に使えます。
OK!
Tub
(トゥプ)
「これでいいですか?」「○○してくれますか?」などと聞かれたとき、OKなら「トゥプ」と言います。たいてい、「トゥプ トゥプ」と2回くりかえします。また、「OK?」と聞く際には「Tub ka(トゥ カ)?」と言います。「プ」の音はほとんど聞き取れません。
さようなら
Log joe gay (la)、Tama joe gay (la)
(ロク チェゲ/チェゲラ、タマ チェゲ/チェゲラ)
「さようなら、また会いましょう」という別れの際のフレーズです。今日はもう会わないけど、また明日や数日後に会うなら「ロク チェゲラ!」と言って別れましょう。「タマ チェゲ」と言うと、「また後で」となります。また数時間後に合う可能性のある場合は「タマ チェゲ」の方がいいでしょう。
さあ、行こう
Jogay
(ジョゲ)
ガイドさんやドライバーさんに「さあ出発しよう」と言う場合は「ジョゲ!」と言ってみましょう。「ジョゲ ジョゲ」と2回続けて言う人もたくさんいます。「ジョ」は「行く」という動詞で、「ジョゴノイ(行きたい)」「マジョ(行かない)」などと形が変わります。
「お昼ご飯食べに行こう」は「チル ギ ト ザワ ジョゲ」。語順はそのまま、「チル(昼)ギ(の)ト(飯)ザワ(食べに)ジョゲ(行こう)」です。面白いですよね。
おなかが空いた
Tohke chi
(トーケチ)
お腹が空いたらこのフレーズ。空腹をアピールして、ガイドさんに美味しいレストランのオススメを聞いてみたいですね!
もう結構です
Me zhu
(ミジュー)
ブータン人は黙ってたらどんどんお代わりを勧めてくれます。お茶のお代わり、ご飯のお代わり…お腹イッパイになったら、器を手で覆うようなしぐさをしながら「ミジュー」と言えばOKです。「もう十分たりました」という意味になり、失礼にはなりません。
カンパイ、おめでとう
Tashi delek
(タシ デレ)
「カンパイ」という時やお祝いごとの際には「タシデレ!」。直訳すると「あなたに幸せがありますように!」というような意味です。もう会わないかもしれない人との別れ際にも「タシデレ」が使えます。
OK、さようなら
Laso (la)
(ラソー/ラソーラ)
「わかりました」という意味の「ラソー」ですが、けっこう万能に使えます。何かを指示されたときには「ラソーラ」。「ラジャー!」という感じですね。手を振りながら「ラソー」と言えば、「さようなら」の意味にもなります。
ごめんなさい
Gon ma te
(ゴンマテ)
旅をしていれば、勘違いや文化の違いからちょっとしたトラブルに発展してしまうことも無いとは言えません。自分のミスや思い違いが分かった時には「ゴンマテ」と謝って仲直りしちゃいましょう。
ありがとう
Kadrinche (la)
(カディンチェ/カディンチェラ)
旅先ではいろんな人と出会い、触れ合うと思います。ドライバーさん、ガイドさん、ホテルのスタッフやお店の従業員。「ありがとう」と伝えたい時は、「サンキュー」もいいですが「カディンチェラ!」と言ってみたいですね。
ゾンカで会話をスタートさせよう
15のゾンカ基本フレーズをご紹介しましたが、これらのフレーズは本当に良く耳にします。英語が公用語とは言ってもブータン人同士の会話はゾンカや各地の方言であることがしばしば。会話のきっかけに、ぜひゾンカで話しかけてみてください。ブータン人も、きっともっとたくさんのフレーズを教えてくれるでしょう。
それでは、Have a great day!
ライター名 Aqua
渡航した年 2013年〜2015年
お住いの国 ブータン
公用語 英語、ゾンカ
プロフィール 国際ボランティアに参加し、ブータンの地方高校へITインストラクターとして赴任。2年の任期満了後、帰国。現在はアメリカに留学し、舞台技術を勉強中。バレエなどのダンスが趣味。