ブータン旅行!ショッピングで役立つフレーズ10選ぶ

Hello y’all! I’m Aqua.

ブータンの首都ティンプーでは、毎週末に大きな野菜市場「サブジマーケット」が開かれます。パロやインド方面からお米や野菜、干し肉や干しチーズ、果物や仏教関連アイテムなどが一堂に集まり、市民でいつもにぎわっています。

「サブジ」はインドの言葉で「野菜」を表すそうで、インド文化の影響を濃く受けているブータンらしいですね。

今回は、ブータンのサブジマーケットや街中のお土産屋さんなどで使えそうな、「買い物に役立つゾンカ」のフレーズをご紹介します♪

これは何ですか?

Ani gachi mo?
(アニ ガチモ?)

ガチモは「何?」を意味します。「何て言ったの?」「何か用?」いろんなシーンでも「ガチモ?」は使えます。

「アニ」は「これ」という意味で、「アニ ガチモ?」で「これは何?」という意味になります。「あれ」と言いたい時は「アナ」です。

アニガチモ?と聞けば、ブータン人も最初はゾンカで答えてくれると思います。何て言ったのかわからなくても、大抵英語でも説明してくれますので大丈夫です!

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これはいくらですか?

Ani gademchi mo?
(アニ ガムチモ?)

「ガムチモ」は「いくら?」という意味です。「ガデムチモ」というより、「ガムチモ」と聞こえます。

ブータンの数字は、「チー(1)、ニー(2)、スン(3)、シー(4)」と何となく音が日本語と似ています。「チジャ(100)」「ニジャ(200)」と、「ジャ」をつけると「○百」。日本人には分かりやすい数字システムです。

数字も覚えて、値段をゾンカで言われても分かるようになるとカッコイイですね!

これは○○ニュルタムです

Ani Ngultrum ○○ in (la)
(アニ ニュルタム ○○ インラ)

ブータンの通貨は「ニュルタム」と言います。ゾンカの語順は日本語ととても似ているのですが、形容詞や数字は名詞の後に来るので語順に戸惑う所です。「10ニュルタム」なら「ニュルタム チュタム」というようになります。

「チュトラム」という、ドルに対するセントのような補助通貨もあるそうですが、まず見ないと言っていいでしょう。ブータンで流通している通貨は、1ニュルタム以上の紙幣のみです。稀にコインを見ることもあるかもしれませんが、恐らくそれはインドルピーでしょう。(インドルピー:ブータンニュルタム=1:1の固定レートとなっています)

また注意点として、お釣りの1ニュルタム札が無いというお店は非常に多いです。1ニュルタムの代わりに飴やガムをくれたりしますので、「お、何のサービスかな」と勘違いしないようにしましょう。

キログラム

K G
(ケージー)

ふざけてるようですが、知らないと「何の事だろう?」と思うと思いますので念のため。ブータンでは「kg(キログラム)」を「ケージー」と読みます。「ワン ケージー(1kg)」でも大丈夫ですが、ゾンカの場合は「ケージー(KG) チー(1)」と数字は後になります。

ブータンでは肉や野菜、果物はほとんどの場合が量り売りです。スーパーマーケットは首都など大きな街にしかなく、バーコードをスキャンすれば金額がわかるようなシステムは地方や村ではありません。商店のオッチャンやオバチャンの暗算が頼りです(笑)

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○○をください

○○ Naan
(○○ ナーン)

これ下さい」という時の表現。「ケワ(じゃがいも) ケージー(kg) チー(1) ナーン(ください)」というように使います。「と」と言いたい時は「ダ」を使います。「ケワ ダ ゴンド」で「じゃがいもと卵」となります。

○○はありますか?

○○ Yoe ga?
(○○ ユェ ガ?)

「ユェ」は「有る」という意味の単語です。「キラ(民族衣装)の小さいサイズはありますか?」と言いたい時には「キラ チュンク(小さい) ユェ ガ?」と言います。大きいは「ボンチュ」です。

脱線しますが、ブータン滞在中、ゾンカの「有る・無い」の認識は日本語と同じではないかなと思いました。例えば英語を例にとってみると、英語ではThere is nothing 「何もないが有る」というような言い方をしますよね。日本語やゾンカではこのような表現は無いと思います。(私が知らないだけかもしれません)アジアだからなのか、不思議と繋がってるんだなぁと思いました。

ブータン旅行!ショッピングで役立つフレーズ10選ぶ

○○はどこですか?

○○ gathey mo?
(○○ ガテモ?)

例えばスーパーなどで「卵はどこですか?」と聞く時は「ゴンド ガテモ?」です。「ガチモ」「ガムチモ」「ガテモ」はよく似ているので頑張って覚えましょう!

これは高すぎます

Ani Ngalu gong namesame bom may
(アニ ンガル ゴン ナメサメ ボンメィ)

「ンガ」は「私」という意味なのですが、「ンガル」で「私にとって」という意味になります。手織りで柄のしっかりしたキラなどは、日本円で10万円くらいのものもあります。布地を見るのが好きな人はついつい欲しくなっちゃうので気を付けましょうね!

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安くできますか

Gong phab naan?
(ゴン プァプ ナン?)

ブータンではあまり値段交渉などは頻繁には起きないですが、高額な買い物をした時などはちょっとまけてよという気持ちでトライしてもいいかもしれませんね。「アツィーチ(ちょーっとだけ)」とお願いしてみましょう。

これを買います

Nga ani nio gay
(ンガ アニ ニョゲ)

交渉が成立して「よし、買おう」と決めたら「トゥプ(OK)、ンガ アニ ニョゲ!」と言ってみましょう。「ニョ」は「買う」という動詞で、「ニョゴノイ(買いたい)」という表現も使えます。

気持ちよくお買い物が済んだら、「カディンチェ(ありがとう)」とお礼も忘れずに。「ロクチェゲラ(さようなら)」や「タシデレ(幸運を!)」などと言ってお店を後にすれば完璧ですね。ブータンでお買い物、ぜひ楽しんでください。

それでは、Have a great day!

ライター名 Aqua

渡航した年 2013年〜2015年
お住いの国 ブータン
公用語 英語、ゾンカ
プロフィール 国際ボランティアに参加し、ブータンの地方高校へITインストラクターとして赴任。2年の任期満了後、帰国。現在はアメリカに留学し、舞台技術を勉強中。バレエなどのダンスが趣味。