ブータン旅行で寄ってほしいスポット、ベスト7!

Hello y’all! I’m Aqua.

ブータン旅行を計画中ですか?ブータンに行ってみたいという思いはあるものの…いったいこの国には何があるんだろう?そんな疑問もあるかもしれませんね。

ブータンは観光資源が少ないので、世界遺産はもちろん無いし、華やかな宮殿や荘厳な建築物、ツーリスト向けのアクティビティスポットなどは多くありません。基本的には「自然」と「人々の暮らし」に触れるのがブータン旅行の醍醐味

また小さな国ながら場所によって色んな顔が垣間見えるのもブータン。山や川に分断された地形や近隣のインド・ネパールなどの文化の流入がブータンの多様性を生み出しているのです。

そんなブータン旅行でぜひ行ってみてほしいスポットをご紹介します。

絶対外せない!タクツァン僧院

タクツァン僧院は、ブータン旅行するなら絶対に外したくないスポットです。よく絵葉書のモチーフにもされていますし、ブータン関連の記事の画像などで目にしたことがあると思います。断崖絶壁に建てられた僧院で、ブータンに行くならここで記念写真を、というくらい観光客にはメジャーな場所です。

先だって眞子さまがブータンをご訪問されたときも、名は出ませんでしたが崖の上に立つ僧院を訪れたそうですが、タクツァン僧院のことで間違いないと思います。

タクツァン僧院は標高約3000mの所にあり、こちらに参拝するには急こう配の山を登らなければなりませんが、出発地点もすでに2000m以上ある国ですので気負う必要はありません。1~2時間の登山です。体力に自信の無い方も、馬で登ることもできますのでガイドさんに相談してみるといいと思います。

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近場のパロ・ゾン

「ゾン」とは司法・行政業務を執り行う施設で、日本で言えば県庁や市役所のようなものです。とは言え日本のような四角四面のビルではなく、伝統的な装飾の施された建築物です。ブータンでは僧院か「ゾン」が主な観光スポット。世界遺産には登録されていなくても、文化的建築物と言えるでしょう。

峠越えも体験できる、ドチュ・ラからプナカ・ゾン

パロ・ゾンもタクツァン僧院も制覇したなら、ちょっと足を伸ばして東のプナカへ行ってみてはいかがでしょうか?ヒマラヤの山の中にあるブータン。数千m級の山を車で走る、ちょっとスリリング(?)な峠越えも体験できるコースです。

峠(ドチュ・ラ)では天気が良ければヒマラヤの山々が見られ、伝統的な小さな仏塔の集合体に立ち寄ることもできます。仏塔は108棟あるそうですが、実際に見ると不思議な感じのする場所です。カフェもあるので休憩場所としても最適。

プナカへついたらプナカ・ゾンへ立ち寄ってみてください。プナカ・ゾンは首都ティンプーやパロのゾンと並び重要なゾン。パロ・ゾンと比較してみるのも面白いかもしれませんね。

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ちょっとインド体験、プンツォリン

ブータンはヒマラヤ山脈の山の中にある国で、平地と言える場所がほとんどありません。首都からどんどん南下し「平たいところに出た!」と思ったらそこはもうインド、と言われています。そんなインドとの国境沿いの町「プンツォリン」には国境を超えるためのゲートがあり、インド側の町「ジャイゴン」に出られます。

ジャイゴンにはブータン人は自由に行き来できることになっています。日本人はもちろんパスポートやビザを用意し、出国・入国の手続きをしなければいけませんが、もし興味があればプンツォリンからジャイゴンをちらっと見に行くのも一興かなと思います。

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ツルの季節ならポプジカ

ポプジカにはオグロ鶴という日本の鶴とはちょっと違う種の鶴が毎年飛来します。ブータンではターキンという牛のような珍獣や、ゴールデンラングールという猿など珍しい動物が見られますが、オグロヅルもそんな希少動物の一つ。飛来シーズンは冬~春前なので、その頃に旅行するならポプジカに行ってみてはどうでしょう?

ただし、この地域は飛来する鶴のために電線を架けないことに決めたと言われています。電線は地下に埋めたそうですが、街灯もないしケータイの電波もちょっと悪いのでご注意ください。でも民泊もできるのでブータン生活を体験できるかも。

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長期旅行ならブムタン

ブータンは九州程の面積なのに、東の町タシガンやタシヤンツェに行くには車で2日かかります。その中継地点の町がブムタン。ブムタンは国王や王族ゆかりの土地が多く、王様も折に触れてご訪問される町です。そのためか、けっこう発展しているので散策にもピッタリです。シーズン中なら、あの冬虫夏草が買えちゃうかも。

ブムタンに行くだけでも、朝6時に出て夜の7、8時に到着…ということもありえます。私が行った時は9時でした。現在はドチュ・ラまでの道がだいぶ整備されたので、もう少し早く着けるかもしれません。また車での移動が嫌な場合は、国内線という手もあります。ブムタンにはブータン唯一の国内線が飛んでいるのです。ただし、搭乗人数や天気によってはキャンセルもあると聞きますので賭けかもしれません。

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パロからハへの峠、チェレ・ラでチョモラリを見る

トレッキングなどをしなくても、あの聖山チョモラリを肉眼で見られるスポットがブータンにはいくつかあります。その一つが、パロからハという町への峠、チェレ・ラです。ハという町自体には特に目立った観光スポットはないのですが、天気が良ければ峠でチョモラリを見ることができます。

峠の道は、冬は雪が積もって通行止めになることもありますので、雪の季節は避けたほうがいいかもしれません。また、初夏にはブータンの国花ブルーポピーも見られるかもしれないのが、このチェレ・ラです。

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ブータンの観光地まとめ

ブータンの魅力は、違う土地に行ったら違う人たちの生活や文化を見られることだと思います。移動するのに数時間から十数時間、車で山道を走るので、短期間であちこち行くのは疲れるかもしれません。いつどこに行っても雄大な自然は見られるので、祭りやイベントのシーズンに照準を合わせたり、動植物のシーズンに絞ったりして、一つでもいいからメインの目的をもって旅行すれば楽しめると思います。

それでは、Have a great day!

ライター名 Aqua

渡航した年 2013年〜2015年
お住いの国 ブータン
公用語 英語、ゾンカ
プロフィール 国際ボランティアに参加し、ブータンの地方高校へITインストラクターとして赴任。2年の任期満了後、帰国。現在はアメリカに留学し、舞台技術を勉強中。バレエなどのダンスが趣味。