Namaste, mera nam Tommy hai.
海外に移住するにあたり、不安に思うことの一つに「友達作り」があると思います。休日に一緒に遊びに行ける友人がいた方が、絶対楽しいですよね。そこで、今回は私が実際にどうやってインドで友人を作ったかをご紹介していきます。
インドに一人で移住…最初は不安でした。
私はインドに旅行で訪れ、インドという国がとても好きになったため、一から現地の仕事を探して移住をしました。インド人と結婚したわけでも、日本の会社から駐在として派遣されたわけでもありません。
ということはつまり、現地に知っている人がいない状態での移住だったのです。
もちろん不安はたくさんありました。幸い、勤め先のインド企業に日本人もいたため、何か問題が起きた場合などに頼ることができる人はいました。しかし、同僚や上司と、友達は違います。休日に一緒に遊んだり、旅行に行けるような友達はどうやったらできるだろうか、と移住前や移住直後によく考えていました。
趣味を通して友達作り
まず私が実践したのは、趣味を通しての友達作りです。私の趣味はロッククライミングなので、まず移住先のムンバイ市内にあるロッククライミングができる場所をインターネットで探しました。そして一人で不安ではあったものの、物は試し！と、クライミングウォールに行ってみたのです。（余談ですが、初めてその場所に向かった時は迷子になってしまい、たどり着けませんでした。そして、スマートフォンを購入する決意をしました。）
そこはとある大学の敷地内にあるとても小さいウォールでした。私が行った時は、登っている人も2，3人のインド人のみ。それでも、共通の趣味があるのだから何とかなるはず！と自分からどんどん話しかけていきました。
もちろん、最初から仲の良い友達になることはできませんでした。仲良くなるのにある程度時間がかかるのは、日本でも同じですよね。それから何回もそこのウォールに通っているうちに、段々とみんなが私のことを友人として扱ってくれるようになったのです。
クライミングウォールで出会った友人たちとは、一緒に国内旅行に行ったり食事やクラブに行ったりできるような、とても良い関係を築くことができました。
日本語クラスで友達作り
次に私が実践したのは、ムンバイ市内で開催されている日本語クラスを訪問することです。こちらもまずインターネットで情報を検索し、ウェブサイトに掲載されていたメールアドレスに訪問可能かどうかメールをしてみました。すると是非にという返信があったのです。
やはり日本に興味を持っているだけあり、生徒も先生も（先生もインド人でした）とても仲良くしてくれましたし、私自身も楽しんで日本語や日本の文化をお伝えすることができました。また、インドの文化について教わることもでき、有意義な時間が過ごせたと思います。
大きい都市であれば大体どこでも日本語を教えているクラスというのはあると思いますので、移住後にお勧めの友達の作り方です。（漫画やアニメが好きという人がやはり多かったので、その知識があるとよりいいかもしれないですね。）
ソーシャルイベントでの友達作り
もう一つの方法として、MeetupやCouchSurfingなどのウェブサイトを利用してイベントに参加する方法があります。これらのウェブサイトでは、自分が滞在している地域でのソーシャルイベントの情報を見たり、参加したりできます。
私は実際にいくつかのイベントに参加しました。知っている人がいない、という点で不安に思う方もいるかもしれませんが、昼間のカフェなどで開催されているイベントであれば危険性はありませんし、楽しくなければ帰っても大丈夫です。
このようなイベントで現地人はもちろん、インドを旅行しているアメリカ人や仕事でムンバイに住んでいるドイツ人などと知り合う機会もあり、とても良い体験となりました。
日本人の友達作り
ここまで現地人や外国人の友達作りについてご紹介してきましたが、異国の地で生活していくにあたり、やはり日本人の友人がいた方が何かと心強いです。日本食レストランや食材を売っている店の情報、病院の情報なども入手しやすくなりますし、何より日本語で思い切り語り合う時間はストレス発散にもなります。
ムンバイ市の場合はインドの商業都市でもあり、日本人も比較的多く滞在しています。もちろん、日本人コミュニティも存在しています。また、私の場合は同僚に同年代の日本人もいたため、比較的簡単に日本人の友人を得ることができました。
日本人同士でインドを観光したり、日本食を作って飲み会をしたりしたのもとてもいい思い出となっています。
広がる友達の輪
一度友達ができてしまえば、その輪は知らず知らずのうちに広がっていきます。特にインド人は日本に対して良いイメージを持っています。（現首相も親日です。）最初の一歩を踏み出すのに少し勇気がいるかもしれませんが、一歩踏み出してしまえばきっと楽しい生活を送れるようになるはずです。
Aapka din achha ho!
ライター名 トミー
渡航した年 2013年
お住いの国 インド
公用語 ヒンディ語、英語
プロフィール インド・ムンバイの現地企業にて働いていました。日本とは全く違うインドの文化、風景、人々が大好きです。良い所も悪い所も含めてインドについてもっとたくさんの人に知ってもらいたいな、と思っています！
