インドで働きたい人へ!初めての海外移住のための、インドの就職事情について

Namaste, mera nam Tommy hai.

今回は、インドで「働く」ことについての記事です。インドで働いてみたい人、インドに駐在などの形で働くことになった人のために、インドの就業環境や日本との違いについてご紹介していきます。

インドで働きたい人必見!インドでの仕事の探し方

まず「インド企業の現地採用として働きたい」「インドで一から仕事を探す必要がある」という人のために、インドで仕事を探す方法、仕事を得る方法をご紹介します。

一つ目は、インドに進出している日系人材紹介会社を使うことです。これには、例えば「PASONAインディア」や「リクルートインド法人」が該当します。個人的には一番お勧めの方法です。なぜなら、希望を伝えれば仕事を紹介してもらえるだけでなく、面接時のサポートや書類送付時のサポート等、日本人の担当者にしてもらえるからです。安心ですよね。また、日系企業の現地採用求人や、インド企業でも日本人が多い企業に応募したい場合もこちらをお勧めします。

二つ目は、Linked Inやindeedなどのサイトを使い、インド企業と直接連絡を取ることです。翻訳やカスタマーサポートなどの職種をよく見かけます。こちらは、日系等ではなく完全なインド企業で、かつ日本人があまりいないという環境で働きたい方にお勧めします。

インドで働きたいという日本人はおそらくあまりいませんが、日系企業の進出に伴い日本人の需要は増加しています。そのため、海外で英語を使って仕事をしてみたいという人にとっては、仕事を得やすく、働くためのハードルが低い国と言えると思います。

インドで働きたい人へ!初めての海外移住のための、インドの就職事情について

インド人と日本人は働き方が違う?

次に、インド人と私たち日本の人の働き方の違いですが、これはもちろん個人や社風で変わってきますので一概に言うのは難しい所でもあります。そのため、私自身がインド企業で働いていた経験を元にまとめてみたいと思います。

休憩や残業について

まず休憩時間や残業時間などについてですが、インド人にはどんなに忙しくても休憩をきっちりとり、できる限り残業をしないという傾向があるように思います。私の勤務先でも、緊急案件があるのにも関わらず、休憩室でお茶をしていた担当者がいたりしました。

ここは仕事を優先しがちな日本人とは違うところではないでしょうか。ただし、仕事よりも自分や家族の時間を優先させるという意味では良い習慣と言えるでしょう。

また、上記のような理由などから、インドでは役所や銀行、その他サービス業の対応は、日本に比べると時間がかかります。企業内でも、優先事項の低い作業などは後回しにされてなかなか連絡がない、と言った事態になりかねません。そういう場合は何度もメールを送ったり直接依頼したりする必要があります。

コミュニケーションを大切にしている

インド企業で働いていて気付いたことは、従業員同士のコミュニケーションが日本企業内と比べて多いということです。暇な時間があれば話をしたりお菓子を一緒に食べたりしていました。仕事の依頼をするにあたって、日ごろから良い関係が築けているかが重要になりそうです。

インドの大企業、知っていますか?

話は変わりますが、インドにどのような企業があるかご存知でしょうか。インドで有名な財閥といえば、タタ財閥があります。インド3大財閥の一つであり、自動車メーカー、製鉄会社、ソフトウェア会社、電力会社、紅茶の製造販売会社など多くの事業に進出しています。

タタグループの名前をインドで見かけない日はないというほど有名な企業です。また、インドといえばIT産業を思い浮かべる方も多いと思いますが、タタグループのIT企業、TATA Consultancy Serviceはインド内IT企業売上高トップです。

他に日本企業と関連のあるインド企業として、マルチ・スズキ・インディアなどがあります。これは日本のスズキ(自動車メーカー)が出資し、合弁事業として始まった企業であり、インドではかなりの数のマルチ・スズキの車を見かけます。

まさに経済成長中であるインド。その他にも多くの大企業、中小企業が存在します。

インドで働きたい人へ!初めての海外移住のための、インドの就職事情について

インドの就職事情。転職や就職感について

最後にインドの就職事情ですが、インド人には、日本人のように一生一つの会社に勤めるといったような考え方はありません。全ては条件次第です。給料が高い方へと転職を重ねるのが通常です。

実際に私が働いていた間もかなり多くの人の出入りがありました。しかしインド人にしてみると、それが普通のようです。(ちなみに、日本人がインドで働くとなった場合、外国人用最低賃金が法律で設定されており、インドの平均給与からすると多めの額を受け取ることになると思います。この金額が一緒に働いているインド人との間でのモメ事に繋がる可能性がありますので、給与についてはできる限り口外しないことをお勧めします。)

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まとめ

日本人がインド人と一緒にインドで働く場合、日系企業であろうとインド系企業であろうと、現地の習慣や現地の人の考え方を知る事はとても重要です。文化や習慣の違いを超えて、お互いが気持ちよく仕事ができるといいですね。

Aapka din achha ho!

ライター名 トミー

渡航した年 2013年
お住いの国 インド
公用語 ヒンディ語、英語
プロフィール インド・ムンバイの現地企業にて働いていました。日本とは全く違うインドの文化、風景、人々が大好きです。良い所も悪い所も含めてインドについてもっとたくさんの人に知ってもらいたいな、と思っています!