悩んでいる方必見!私はこうしてイタリアに移住しました

Buongiorno! Sono Lilla!

海外に出て新しい生活を始めたい人、もう一度、自分を再発見しいと望んでいる人や本当にしたいことを探したいと思っている人は多いのではないでしょうか。今まで過ごしてきた環境から抜け出して海外に行くことは勇気のいることです。イタリアという国は、ファッション、音楽、アートなどで自分の実力を試したいと思って在住している日本人も多くいる国です。

どうして私がイタリアに行こうかと決断したかというお話を通じて、あなたにも勇気を持ってもらえたら嬉しいです。

イタリア移住を選んだ理由

日本で就職をし、結婚をして離婚をしました。人生にとって大きな転機を迎えてこの先どうしようか悩んでいた時に、30歳を過ぎた頃から趣味で海外旅行のためのイタリア語を始めていました。それがもしかしたらこれから一人で生活するための就職にも役立つかもしれない、貿易関係のお仕事ができるかもしれないと思い勉強を続けました。イタリア語を勉強し始めたのは、31歳の時で独学でした。

人生の中で何か変えたいという気持ちと、今更遅いという気持ちが葛藤し、なかなか決断できないまま気が付けば35歳を超えていました。自分の中で「イタリアに住むという夢」と「環境を変え新しい場所でやっていけるかという不安」で失った年月はとても重たい物でした。35歳になった時やっと「もう時間と夢を失いたくない。」と決断できました。とにかく人生をやり直したかったのです。

移住する前に悩んでいたこと

同じように海外に移住することで悩んでいる人の悩みは、人それぞれだと思います。私の場合は、少し頑固な考え方ですが35歳を過ぎて学生ビザは、少し気が引けたのです。イタリアに何度か行き就労ビザがもらえる方法がないかいろいろな会社などの面接を試したりしました。でもイタリアは今、就職難が続きイタリア人でさえ悩んでいます。外国人の私が見つかるわけがありませんでした。

また学生ビザで行くと就労時間も限りがあり、イタリアに住んだ時に経済的にやっていけるかとても不安でした。イタリアに住んでいる日本人の方に相談すると「なるようになる。」とのことでした。はじめは、そんなので大丈夫なのかと不安になりました。でも今は、「なるようになる」という言葉に納得できました。

不安は、並べるとたくさんありました。言葉の壁、一人で全てこなしていく勇気、日本に家族を置いていくこと、経済的なことなど。もしかすると、イタリア移住を諦めることは、簡単だったかもしれません。「35歳」という年齢は長い人生で見るとまだ若いですが、20代のように自由な選択もできないプレッシャーも感じました。

ここでやめると後悔するラストチャンスかもしれないという気持ちが私を動かしました。

実際に住んでみて不安は感じなくなった

イタリアに移住をするときはもちろんビザの事やイタリアに着いてからも滞在許可書申請や家探しなどやるべき事がたくさんあります。でも、一つ一つが自分のしたいことをしているという満足感を感じ自分を前に進ませてくれました。

就職は、日本人の信用や丁寧さはイタリアでもお墨付きでした。学生ビザで入った私にもすぐにパートタイムの仕事が見つかりました。イタリアに住むと決めて行動したころから自分が少し一回り成長してどんな困難も越えられるような強さが持てるようになりました。

移住を願っているなら早く決断しよう

悩む気持ちがあるのは当たり前です。行動に起こしてみると想像しているよりも学ぶことや分かることがあります。でも、イタリアに来て本当にダメだと思ったら日本にもう一度帰り、やり直すこともできます。それは挫折ではなく経験となってこれからの就職や考え方にも生かせるでしょう。

また、イタリアの人たちは、しっかりと話しをすると手助けをしてくれます。一人ではどうしようもできないことを話しをすると手伝ってくれます。一人で移住をしても近所の人たちとコミュニケーションをとっていく中で日本よりも比較的すぐに人間関係を築けるようになります。

悩んでいる方必見!私はこうしてイタリアに移住しました

移住してから大変だったこと

イタリアは日本ほどきっちりとした国ではありません。滞在許可書を申請したら届いたのは9カ月後でした。ヴィザの有効期限1年を過ぎた今では、申請したということを証明できる郵便局のペラペラの領収書が私を守ってくれる命綱なのです。毎回どうしてヴィザがないのか、こちらに非がないことを説明しないといけません。

とにかくコミュニケーション能力がイタリアでの生活を左右します。

移住を考えているなら勇気を出して

怖がりな私でも出来ました。必ずだれにでもできると思います。必要なのは「勇気」です。
イタリアで住んでいる先輩日本人が言うように「なるようになります。」

イタリアに住むということは決して楽なことではないかもしれません。新しい常識や言葉で分からないこともたくさんあります。しかし自分が選んだこと、本当にしたいことをしているという気持ちは、自信につながり本当に自分らしい生活ができるきっかけを与えてくれます。

Allora, Buona giornata!

ライター名 Lilla

渡航した年 2015年
渡航した国 イタリア
公用語 イタリア語
プロフィール 日本の音楽大学を卒業後、講師をしていました。イタリアの学校で教師をしながらフリーランスで翻訳や通訳をしています。35歳で単身イタリアに渡りました。イタリアでの新しい経験などを楽しくお伝えしたいと思っております。