Hello, there! It’s Ket.
いよいよ海外へ移住となったとき、全然知り合いのいない土地に飛びこむのは勇気がいりますよね。どんな時でも、話ができる相手がいるというのはいいものです。困りごとがあったときや手伝ってほしいときはもちろん、普段から気軽に話せる友達がいると、異国の地でも少しは安心度が上がるのではないでしょうか。
日本人の友達ができると心強いこと
海外で日本人に出会うと、なんだか昔からの知り合いのような仲間意識のようなものが生まれます。その土地での生活の話を言葉の壁無くして共有できるので、日本人だけのコミュニティに落ち着いてしまうことも多々です。
移住して間もなくは、現地に長く住んでいる日本人の方にお世話になることもあるでしょう。言葉に自信のない人は尚更です。
私も、渡米直後、学校に行き始めた頃は日本人の先輩方に色々と助けてもらいました。日常生活に必要な簡単な事(バスの乗り方など)はホストファミリーに教えてもらいましたが、銀行の口座の開け方や学校の授業料の払い方、携帯電話の契約などの、きちんと理解した上でサインをするようなものは日本語で説明をして頂いていました。慣れない英語の世界の中で、「言葉が通じるって、なんて素晴らしいんだ!」と思いました。
ただ、日本人ばかりと一緒にいると、肝心の英語の習得に支障が・・・
やっぱり現地の人とも知り合いたい
せっかく海外に住んでいるので、地元の人とも友達になりたいですよね。
日本の「アニメ・ゲームが好き」「文化に興味ある」「和食が好き」という人は一定数います。日本人に対して好意的な人とは共通の話題も見つけやすいです。日本文化が好きな人が集まったサークルなどに参加して、いろんなことを教えてあげるのもいいですね。日本人の多い地域には盆踊りや初詣の行事もあります。
留学生は、学校で知り合うチャンスがあります。一番身近なのはクラスメイトですが、課外活動やボランティアなど「一緒に物事に取り組む」ことで、言葉の壁を感じずに打ち解けやすいです。チューター(一対一の、家庭教師のようなもの)を利用するのもいいですね。勉強だけでなく、じっくりと話をする機会ができます。
お仕事で行かれる方は、日本の企業であってもオフィスにいる現地の方と知り合いになれますね。仮に会社には日本人しかいなくても、地元の関係のある会社が集まるミーティングやパーティ、日本領事館主催の行事などにお呼ばれして知り合う機会はたくさんあります。
実践!試してみてください
筆者が実践していた友達の作り方を紹介します。まずは、恥ずかしさや遠慮を捨ててください。
1.一人でカフェやバーに行きます。行きつけのお店を作って、店員さんやバーテンダーと仲良くなります。他の常連さんとも顔なじみになり、いつの間にか話をするようになっています。
「いつもの!」で、カフェではホワイトモカが出てきて、バーではIPAが出てきます。軽い世間話をする、近すぎず遠くない丁度いい距離の関係です。
2.ご近所さんとの挨拶は必須です。アパートの廊下やエレベーターなどで会った時には、にこやかに挨拶します。目を合わせないとか、無視をするのは「疾しいことがあるからだ」と思われるみたいです。
仲良くなると、お互いに食材やビールを持ち寄って頻繁に食事会をしていました。一人暮らしの方が多いアパートならではでした。
3. フェスティバルに参加します。アメリカは何かとストリートフェアーや道路を封鎖して行うブロックパーティー、季節ごとのフェスティバルが盛んです。ローカルなものが沢山あります。非日常の中で、普段は出会わないような人と知り合えたりします。
私が気合いを入れて参加していたのは毎年秋になるとやってくる「ビールフェスティバル」です。濃くて苦いビール好きが集まって、お酒の力もありとても盛り上がります。
4. 子供が生まれてからは、絵本の読み聞かせ会に行ったり、子供が思いっきり遊べるジムに行って、子供同士が友達になれる環境の中で親も仲良くなるかんじでした。アメリカのお母さんは子供が産まれてもすぐに仕事に復帰するので、所謂ママ友は日本人のお母さんが多かったです。
心細い時は
単身で海外に行くと、最初は知り合いもいなくて寂しい思いをしますよね。孤独だからといって、毎日部屋に籠っていると、どんどん憂鬱な気分になっていきます。それではせっかく海外にいるのにもったいない!
外に出ていろんなものに触れることで、グッとその街に馴染めると思います。映画を観たり、ショッピングしたり、ただ散歩するだけでもスッキリ気分転換になります。
友達ができても、無性に寂しくなったときは、よくギャラリーや本屋に行きました。単純な視覚からの感動で心が満たされました。
ある日、古い本屋に入ってみると、お店の真ん中に地下に続く螺旋階段がありました。階段の下にはコーヒーショップ。物寂しいときに素敵なものを見つけると、いつもとは違った喜びがあります。
アメリカで友達を作る一番のコツは、恥ずかしがらないことです。バスで隣に座った人にも気軽に話しかけるフレンドリーさなので、笑顔であいさつができれば自然に友達はできると思います。
Take it easy.
ライター名 Ket
渡航した年:2008年〜2015年
お住いの国:アメリカ ワシントン州
公用語:英語
プロフィール 学校、就職、結婚、出産を米国で経て2015年に帰国。夫、3人の子供、猫と田舎で暮らしています。