ドイツのミュンヘンに国際結婚をして移住しました

Guten Tag! Hier ist Migge!

現在私は、世界的にも有名なビールのお祭り「オークトーバーフェスト」の発祥の地として知られる、ミュンヘンに滞在中です!

ドイツと言えばまず思い浮かべるのは、ビールとソーセージでは無いでしょうか?私自身、ドイツに行く前にはそんなイメージしかなかったのですが、実際に住んでみて、毎日その国の面白さに日々ハマっている1人です!日本からは距離のあるヨーロッパに位置するドイツ。

そのためか、ドイツに興味があっても、リアルで満足できる情報が入手しづらいと聞きます。今回は、現地に滞在する私ならではの目線から、ドイツに移住した体験談をお話したいと思います。

きっかけはオーストラリアで出会った彼氏だった

私は以前オーストラリアにて、ワーキングホリデーを2年間体験しました。その時に出会ったのがたまたまドイツの方で、今思えば、かれこれ5年前の出来事です。時が経つのは早いものですね。あの時の瞬間から、今ドイツ移住に至るまで、将来はすでに決まっていたのかもしれません。人生はつくづく面白いと感じるばかりです。

一般的なドイツに対するイメージ

ドイツと聞くと「ビールにソーセージが有名で、サッカーが世界的にも強い」それくらいのイメージでした。そして、一般的にドイツは日本とも歴史的に関わりがあり、日本人のように真面目で勤勉な国民性で知られているかと思います。

そんな理由から、当時ドイツと聞くと、「お硬く、真面目な人達の集まりの国」という印象がありました。こんな真面目な国で、太陽と海が大好きな私は、生活できるのだろうかと心配になったものです。

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語学力不足が不安で仕方なかった

私のドイツ移住の理由は、ズバリ彼氏がドイツ人だったから。そんな私は、留学や仕事を目的としたドイツ移住を目指す方達と比べて、語学力や滞在理由に対する意識も、きっとかなり曖昧で甘っちょろいものだと理解されてもしょうがないと思います。

だって、彼がいなければ、ドイツという国を滞在先として選ぶことも無かったのでしょうから。今までドイツに対する語学の勉強や、文化の知識はほとんどゼロと言っても過言では無い状態でした。

そんな私はもちろんのこと、語学力に焦りを感じた1人です。非英語圏のドイツに行くことを半年前ころに決心してから、日本で毎日仕事の前にカフェで勉強する日々がスタートした訳です。そして移住後は、すぐさま現地のドイツ語学校へ入学しました。

本気でドイツ語を取得したい人達に囲まれる

現地の語学学校に入学してまず驚いたのは、学生達の語学を勉強する意欲の高さです。通常、語学学校で俗にいう初級レベルのクラスでは、あまり授業に対して真剣みが足りないというイメージがあったのですが、どんなレベルであろうと、皆「ドイツ語を取得したい」という気持ちが100%溢れているのです。

数あるヨーロッパの国の中でも、経済的に安定しているドイツは、他のヨーロッパ諸国の人々にとっても移住するに十分魅力的な国なのだと理解した瞬間でした。そんな彼らと一緒に、私もたくさん刺激を受けながら勉強しました。現在は語学学校に通うことを辞めてしまいましたが、彼氏や家族、友達の協力も得ながら、地道に少しずつ語学力を身につけている真っ最中です。

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思った以上にドイツ人は暖かかった!

もともと「ドイツ人は真面目でお堅い」というイメージがありました。ドイツ語をスラスラと離せない私は、「嫌な目つきで見られるのではないか?」と少し警戒しながら、恐る恐る英語で会話をしたこともあります。すると思った以上に彼らは、私に合わせて英語で返事をしてくれるのです!

しかも、とっても親切に!本来であれば私がドイツにいる限り、ドイツ語を使用して会話をすることが必須だと理解しています。「郷に入っては郷に従え」精神ですね。しかし、どうしてもまだまだドイツ語力が足りない私は、英語に頼らなければいけない面々にぶつかってしまうのが現実です。

しかし、私の移住前のイメージとは全く違う、人助けが好きな優しいドイツ人の国民性を垣間見ることができた私は、この瞬間に初めて「ドイツでもやって行けるかもしれない」と思えたのです。それは彼らが英語を話せるからという理由ではなく、彼らがドイツ語に不自由な一外人の私にも、どこかしらで「助けたい」という気持ちをもってくれていることを感じ取ることが出来たからです。

太陽がさんさんと照りつける土地柄、陽気でフレンドリーな印象だったオーストラリアとは対照的に、冬のイメージが強いドイツでは人々も保守的で、どこか他人には冷たい印象があった私にとっては、大きな発見でした。

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合理的なドイツから学ぶことは多い

ドイツに住むからには、ドイツ語は必須です。ドイツ語無しでは買い物するにも、公共の乗り物を利用するにも不便であることは間違いありません。しかし、毎日少しずつでもなにかしらドイツ語が成長していることを信じ、努力を続けることが大切です。そんなストレスが溜まる大変な語学勉強の合間にドイツ生活を満喫するコツは、現地での友達づくりに加えて、文化の違いを楽しむことにあると感じています。

日曜日は休息日として、パン屋さんを除くほとんどのお店が閉店するドイツ。もちろんコンビニという素晴らしいものもありません。私達からすると不便に感じるでしょうが、ドイツでは仕事と休息は密接に関わり合っています。ドイツの生産性が残業だらけの日本より高いことも、このようなバランスのとれた生活に関係しているのかもしれません。

そして、飲み終わったビールの空き瓶や、飲料水ペットボトルは捨てずに、スーパーマーケットに返却することが一般的です。このようなゴミを返却することで、なんと換金してもらえる制度があるのです!そのために、ゴミを外に捨てる人はほとんどいないのも事実です。

このシステムは、ビールを提供するビアガーデンなどでも活用されているのが面白いところ。お客さん自身が飲み終わったビールジョッキをお店に返却することで、同様に返金してもらえるのです。これを行うことにより、お店の人件費の削減にもつながるという、日本では見ることもできない素晴らしい光景がドイツにはあるのです。

合理的で無駄のないドイツは、知れば知るほど奥が深く、その魅力にどっぷりハマってしまう中毒性すらも感じます。日本人の私達にとって、日々の生活の中で学ぶことが多いドイツ生活。そんな文化の違いを精一杯楽しみながら、今日もミュンヘンで私は生活しています!

いかがでしたか?今回はミュンヘン移住の体験談をお伝えしました。少しでもドイツの良さが伝われば嬉しいです!

Ich wünsche euch einen Schönen Tag! Bis bald!

ライター名 Migge

渡航した年 2011年-2013年(オーストラリア)、2016年-現在(ドイツ)
お住いの国 ドイツのミュンヘン
プロフィール 東京生まれの東京育ち。どんな時も笑顔と好奇心を絶やさないことがモットーのかに座のO型。ビール愛と旅好きが高じて、現在はドイツのミュンヘンに滞在中。ワクワクを探して毎日アンテナを張り巡らしています。