こんなにも違うの!?ドイツ人と日本人の生活の違いが面白い!

Guten Tag! Wie geht es dir? Hier ist Migge!

ドイツに滞在していると、よく日本との生活の違いを実感することがあります。私はドイツに滞在してもう少しで1年が経とうとしています。そろそろドイツの生活にも慣れてくるだろうという時期ですが、今でも日々何かしらの違いに衝撃を受けながら生活しています。

日本の当たり前がドイツではそうでは無い。そしてドイツの当たり前な事が、日本人の私にとって様々な刺激となり、毎日が発見の連続なのです。今回は実際にドイツに住んでみて、私が感じた事をまとめてみたいと思います。

日曜日に休息を取るドイツ人。日曜日に遊びに出る日本人。

ドイツという国はキリスト教が主流の国です。そしてその影響から、週末、特に日曜日は「休息日」という概念が今も根付いています。日曜日は基本的にカフェ、パン屋さん、飲食店を除きすべてのお店が閉店します。結果として日曜日は、遊びに出たくても出られないという状況ですね。

さらに日曜日には、掃除機などの騒音も極力控えるべきだと考えられていて、本当の意味での静寂を楽しむ日であると言っても過言ではありません。日曜日は家族や大切な人とゆっくりと自宅で過ごすのが、ドイツでの日課と言えるでしょう。

日本ではどうでしょう?週末となるとここぞとばかりに予定を詰め込み、若者は街に繰り出しますね。家庭を持っている人は、「家族サービス」と言い、家族でレジャーに出かけたりします。買い物に行ったり食事をしたり、ひたすらお金を使っているイメージがあります。実際私が東京にいたときはそうでした。

週末は休息を取るドイツ人、そしてここぞとばかりに外出する日本人。私が感じる大きな違いはここにあると言えるでしょう。

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人混みを避けるドイツ人。人混みに向かって行く日本人?

ドイツでは誰かに会うとなると、基本的にはどちらかの家に集まりお酒を持ち寄ったりします。その為に、ドイツでは住み心地の良い家を作り上げる事にかなり熱心になります。人混みのストレスを感じながら外出して飲食代を支払うよりも、自分たちがリラックスできる自宅で、大切な人と充実した時間を過ごす方がずっと合理的と考えるのです。天気が良ければみんなで公園にピクニックへ行ったり、なるべくならば人混みを避けて行動したいと思うのがドイツ流です。

日本の都心の場合では、ほとんどのケースで誰かと会う時には外出するのではないでしょうか?ディズニーランドで1時間近くアトラクションのために並んだり、オープンしたばかりのカフェの行列に参加したり、日本人は人が集まる場所に集まりたがるというちょっとミーハーな部分があるのかもしれません。

どのケースが1番素晴らしいなどと順位はつけられませんが、この国民性の違いもドイツに住んでみてかなり実感しているポイントです。要は、友達と充実した時間を過ごすためにリラックスした空間を選ぶのか、それとも友達と充実した時間を過ごすために、話題のスポットなどが必要になるのかどうか?ということでしょう。

教育を大切にするドイツ

ドイツでは私立の学校を除き、基本的には国公立大学や大学院の学費は無料で提供されます。私たちのような日本人でも無料であったり、もしくはかなりの低額で大学などに通えるので本当にありがたいものです。ドイツでは「誰もが等しく平等に教育を受ける権利がある」という考えがあり、外国人でもそれが適用されているのです。その為に、ドイツでは学位を取得している人が非常に多い事でも有名です。

日本では「学費」というとかなりの高額になり、それがゆえに大学進学を諦める人や、学生ローンのせいで就職後も返済に追われる人が多い事が事実でしょう。どうしても教育と金銭面がイコールになってしまう、少々悲しい現実がありますね。

何かを勉強したい!と決心して、その気持ちを後押ししてくれるような体制が整っているドイツは、日本人の私からするととっても素晴らしいものに見えます。是非とも日本もこのような制度を導入してもらいたいものです。私も将来ドイツ語がもっと上達したら、大学に通ってみても面白いだろうなと、心のどこかで思っています!そんな風に思えるのも、学費の心配が不要なドイツならではでしょう。

こんなにも違うの!?ドイツ人と日本人の生活の違いが面白い!

国際色豊かなドイツ

ドイツでは先に説明した通り、世界中の人が学びにやって来ます。その為に大きな街に行けばかなりの確率でドイツ人以外の外国人を見る事ができます。日本も東京などの大きな場所では海外から来た人をよく見る事が出来るかと思いますが、大きな違いは彼らが実際日本に住んでいるのかどうかという事にあると思います。

日本では圧倒的に海外からの観光客が多い事に比べ、ドイツでは海外からドイツに移住している人が多いのです。それはEU連盟の影響もあることは間違いないのですが、本当の意味でドイツは国際色豊かだと言えるでしょう。実際私も日本からドイツに移住したわけですが、移住者同士のコミュニティーに救われている部分が多くあります。まだまだ完璧にドイツ語を話せない私にとっては、このようなインターナショナルな環境は大変ありがたく感じています。大きな街であれば、外国人であってもドイツ人からジロジロと見られることなく自然体でいられることは、私からするととっても住みやすいポイントになります。

数日前、街を歩いていたときに、ヨーロッパ系の見た目の男性からドイツ語で道を聞かれました。私は普通に道案内をしましたが、よくよく考えると面白いなと感じることばかりでした。例えば、日本であなたが道に迷ったとき、金髪で目が青いバリバリの外国人に日本語で「東京駅はどこですか?」と聞くと思いますか?私はドイツではアジア人のはず。周りにもたくさん人はいるはずなのに、どうしてわざわざ私に声をかけて道を聞くのか。このようなポイントからしても、ドイツという国は人の見た目に左右されないほど、インターナショナルなんだなと納得できるでしょう。

日本では考えられないようなポイントが多くあるドイツ。日本と同じ先進国でありながらも、ここまで考え方や概念が違うものだと思うと面白くてたまりません。そんなドイツは東京出身の私の心を今でもくすぐり続けていて、それがポジティブな意味であっても、ネガティブな意味であっても、明日はどんな発見があるのだろうと、今日も胸を躍らせています!

Bis dann!

ライター名 Migge

渡航した年 2011年-2013年(オーストラリア)、2016年-現在(ドイツ)
お住いの国 ドイツのミュンヘン
プロフィール 東京生まれの東京育ち。どんな時も笑顔と好奇心を絶やさないことがモットーのかに座のO型。ビール愛と旅好きが高じて、現在はドイツのミュンヘンに滞在中。ワクワクを探して毎日アンテナを張り巡らしています。