ここが変だよスペイン人!現地に住んだ私が感じたこと

¡Hola a todos! Soy Sakineco.
Hola a tothom! Sòc Sakineco.

スペインに暮らしていて感じた、なんだか変だぞ!?と思ったスペイン人の行動や風習について描いてみようと思います。

オレンジジュースに砂糖がついてくる

オレンジといえば、バレンシアオレンジが世界的に有名ですよね。スペインでは、バルやレストランにはオレンジジュース絞り機が置いてあるところが多く、フレッシュオレンジジュースを飲んでいる人がたくさんいます。

オレンジジュースを頼むとびっくりすること、それはコーヒーや紅茶を頼んだ時のようにお砂糖がついて出てくることです。しかもだいたい、二袋。二袋のお砂糖全部を入れてオレンジジュースを飲んだとしたら、超絶甘くなってしまうのではと思いますし、オレンジジュースはあの酸味が美味しいのにと思うのですが、スペインの人はオレンジジュースに砂糖を入れて飲むようです。

ここが変だよスペイン人!現地に住んだ私が感じたこと

猫舌なのにコーヒーは熱々

スペインの人は、熱々の料理を食べるということをしません。パエリアにしろ、煮込み料理やスープなどでも、テーブルに出てくるときは少し冷ましてあります。総じて猫舌の人が多いと思います。日本人の私は、出来立て熱々!が結構好きなのですが、スペインの人たちは熱々では食べません。できたてのお味噌汁を家族に出したら、熱すぎて食べれない!と言われたことがあります。

が、コーヒーは熱々を飲むのです。日本によくあるアイスコーヒーやアイスカフェラテというのはスペインでは一般的ではありません。コーヒーは熱々で飲むものらしいです。

マイコーヒーに超こだわる

スペインはコーヒーをよく飲む国です。バルやレストランで、ただ「コーヒーください」と言っても、「どんなコーヒー?」と逆に聞き返されてしまいます。そこで「ブラックで」とか「ミルク入りで」と言っても、やっぱり「どんなブラック?」「どう言うミルク入り?」と聞き返されてしまうでしょう。基本的なコーヒーの種類を紹介しますね。

Café sólo/Espresso

カフェ・ソーロまたはエスプレッソとスペイン人は注文します。小さな小さなコーヒーカップに出てくる抽出されたとても濃いコーヒーです。量が少ないせいもあってか、「ダブルで!」と注文する人が多いです。

Cortado

コルタードはカフェ・ソーロにミルクを少量加えたミルクコーヒーです。スペインでは食後のコーヒーはカフェソーロかコルタードを飲む人が多いです。たっぷりのコーヒーを飲んでゆっくりというより、クイっと飲み干すのがスペインのコーヒーです。

Café con leche

カフェコンレーチェはカフェオレ、カフェラテと同じ、ミルクが多く入ったミルクコーヒーです。大きめのコーヒーカップで出てきます。

Café largo/Café Americano

エスプレッソは苦すぎるとか、量が少なすぎるという人はカフェラルゴ(直訳すると長いコーヒー)を頼みます。最近では、カフェ・アメリカーノ(アメリカン・コーヒー)といえば通じることが多くなってきましたが、私がスペインに行ったばかりの頃は、アメリカンと言っても伝わらず、ラルゴで頼んでいました。それでもアメリカンコーヒーより格段に苦く、量も少ないです。エスプレッソコーヒーのカップより少し大きいカップで出てきます。

Café descafeinado

スペインではカフェインレスコーヒーがよく飲まれています。レストランやバルに行けば必ず置いてあります。このカフェ・デスカフェイナードにも2種類あって、Café descafeinado de la máquina(コーヒーマシンで入れるカフェインレスコーヒー)と、Café descafeinado de sobre(インスタントでお湯やミルクに溶かすタイプのカフェインレスコーヒー)があります。

Con Hielo

アイスコーヒーやアイスカフェラテは一般的ではありませんが、冷たいコーヒーが飲みたいときは「コン・イエロ(氷と一緒に)」と注文すると、コーヒーカップとは別に氷の入ったグラスが出てきます。そこに自分でコーヒーを入れ、氷で冷まして飲むのがスペイン式冷たいコーヒーの飲み方です。

と、以上の基本のコーヒーの種類を踏まえまえたところで、スペイン人のコーヒーの注文の仕方はというと、「カフェソーロをダブルで」とか、「カフェコンレーチェ、ミルクは熱々のもので」と言う感じになります。

加えるミルクを冷たくするか熱々にするか、カフェインレスだとするとマシンのものなのかインスタントなのか、そこらへんがスペイン人のこだわるポイントです。牛乳を低脂肪乳にしてという人もいます。

長いバージョンだと、Café cortado con café descafeinado de la máquina con leche muy fría con hielo(コーヒーマシンで入れたカフェインレスコーヒーのコルタードで、ミルクはとっても冷たいものを入れて、氷をつけてください)という感じになります。これを一人一人が言うので、注文を取る人とコーヒーを入れる人、そのコーヒーを注文した人に間違えることなくサーブする人は本当に厄介です。私はスペインの飲食店で働いたことがありますが、このコーヒーのこだわり方がすごいなと思いましたし、家に食事に呼んだときは食後のコーヒーの準備が本当に大変です!

ここが変だよスペイン人!現地に住んだ私が感じたこと

夜寝る直前まで食べている

スペインは夕食の時間がとても遅いです。日が長いせいもあるのでしょうが、午後21時を過ぎてから食べ始めるのは普通のことです。金曜土曜の夜ともなれば、家族や友達で集まって夕食を一緒に食べ盛り上がると、23時24時まで平気で食べています。「お酒飲んでいる」のではなく、「食べている」んです。

食事の内容も肉料理、揚げたポテトなど、胃にもたれそうなものを、結構高齢の人たちも平然と食べているのでびっくりしてしまいます。本当に、寝る直前まで食べ、お腹がいっぱいの状態で寝れる人たちなのです。私が、日本では夕食は7時くらいかな、私の実家は早くて毎晩6時が夕ご飯の時間だったと話したら、驚かれると言うより意味不明と言う顔をされました。

「6時に夕ご飯を食べても、夜中にお腹が空いて起きるでしょ?」と言う心配をしていました。

ここが変だよスペイン人!現地に住んだ私が感じたこと

アイロンをかけまくる

あらゆるものにアイロンをかけます。私が出産で入院していたとき、夫の母が洗濯などを手伝ってくれましたが、私の下着も夫の下着も綺麗にアイロンがかかっていました。ジーンズのズボンにもアイロンをかけていました。ベッドシーツや布団カバー、枕カバー、新生児の赤ちゃんの小さな小さな肌着にまでアイロンをかけていたんです!

¡Qué tengan un buen día!
Us desitgem un bon dia!

ライター名 さきねこ

渡航した年:2005年 スペインへ(9年間在住)、2014年 イギリスへ(現在3年目)
公用語:スペインの公用語はスペイン語ですが、住んでいたバルセロナのあるカタルーニャ州では、第一公用語はカタルーニャ語です。今住んでいるイギリスでは英語です。
プロフィール:二人の子供の子育てをしている30代の主婦です。夫の国スペイン、バルセロナに9年住み、様々なカルチャーショックを受けて暮らしてきました。現在はイギリスの田舎に移住し、英語・スペイン語・日本語を使って生活しています。子供たちをマルチリンガルに育てるべく、奮闘中です。