Hello, This is Kokoricon!
今まで色々なテーマでアメリカについて書いてきましたが、今回はアメリカ人の面白い部分から、私たち日本人と異なる点などについて紹介していきます。
お寿司のときもナイフとフォーク
これは、私が渡米して間もない頃に働いていた、高級日本食レストランであったことです。お寿司を食べる際に、ナイフとフォークを使うお客さんがいました。
そのお客さんは上手く箸を使うことができないとのことで、最初はトレーニング用のお箸を渡しましたが、それでも上手く使えず、結局ナイフとフォークを下さいと言われました。
値段的にも、一般的な日本食レストランより少し高かったため、手で食べるのはよくないと思ったのでしょう。でも、握り寿司も半分に切って食べる、せっかくきれいに巻かれた巻き寿司も細かく切って食べていたため、見た目がかなり醜い姿に。
日本人の私の感覚からすると、アメリカ人は大きなハンバーガーやホットドックを食べるときには、手で持って大きな口を開けてガブリ。それが、どうしてお寿司を食べるときには小さく切って食べるのか、とても不思議でした。
他にも、にぎり寿司に醤油とわさびだけじゃもの足りないからといって、うなぎソースやポン酢を追加で持ってくるように頼まれたことがありますし、味噌汁が熱いからといって、氷を下さいと言われたこともあります。
飲み物は砂糖入り!ガムシロはありません!
アメリカ人は、甘い物が大好き!そのため、どこのレストランやカフェに行っても、飲み物に砂糖が入っていることが多いです。アメリカ人が食事のお供にする飲み物は、水、アイスティー、炭酸飲料、ジュースが一般的です。砂糖が入っていない飲み物は水くらいでしょうか。
お店によっては、注文の時に甘い砂糖入りのアイスティーか、甘味の入っていないストレートのアイスティーか聞いてくることがあります。
私が外で食べるときは、いつも水かストレートアイスティーを頼みますが、以前、あるお店でストレートのアイスティーを注文したら、「甘くないアイスティーを頼んだお客さんなんて、はじめて!」と言われてしまいました。
それから、日本ではアイスティーやアイスコーヒーを注文した際に一緒に付いてくるガムシロップ。アメリカの殆どのお店には置いていません。人気のスターバックスでさえありません。
じゃあ、アメリカ人はガムシロップの代わりに何を入れるのかというと、普通の砂糖か人工甘味料を入れます。
砂糖や人工甘味料はガムシロップと違って、冷たい飲み物にはとけないため、グラスの底に残ります。そのため、最後の方はかなり甘くなって、美味しくありません。
もし、みなさんがアメリカのレストランやカフェで冷たい飲み物を頼むときは、氷や水を追加で貰って、自分で調整して飲むといいかもしれません。
気に入らなければすぐ返品!
アメリカでは、誕生日やクリスマスの日に友人や家族からプレゼントを貰った場合、レシートや値段タグが一緒に付いてくることがあります。私も渡米当初、ただ相手が取るのを忘れただけだと思っていましたが、どうやら別の理由があったようです。
その理由とは、本人がもし自分のあげたプレゼントに満足しなかった場合、後から返品できるようにするためです。
私は基本的にいただいたものはすべてありがとうと受け取ってしまうため、返品したことはありません。
でも、アメリカのお店では、日本では考えられないくらい商品の返品が自由にできます。しかも、1回使用したものでも平気で返品します。日本人の感覚からすると、アメリカ人はどれだけ返品が好きなの?と思ってしまうくらいです。
お店によって返品可能期間は少し違いますが、大体、1週間から1ヶ月以内が多いです。衣類をはじめ、工具、おもちゃ、食品何でも返品OKです。
但し、返品する際には、買ったことが証明できるレシートと商品についているタグが必要になります。この2点があり、返品可能期限内なら、どうするかは本人の自由といったところでしょうか。
また、お店側もお客様の満足度を第一と考えているので、カスタマーサービスカウンターが入口にあったり、返品専用のレジがきちんと設けられていることが多いです。
日本人の気遣いが失礼になることも!
日本人は他国の人たちと比べて、ホスピタリティー精神豊富な民族だと私は思っています。そんな日本人が日本の日常生活で行う優しい気遣いが、アメリカ人にはなかなか受け入れてもらえないことがあります。
これは私自身が体験したことですが、スーパーで自分が使ったカートを元に戻そうとしたところ、スーパーの従業員から、「これは私の仕事だから、あなたがしなくてもいいの」とはっきり言われました。
アメリカでは、それぞれ決まった仕事やポジションで働いている人達がいるため、自分が親切な気持ちで行った行為でも、人によっては、この人は自分の仕事を奪ったと受け取る人が少なからずいるということです。
もちろん、アメリカ人にも親切で他の人の気遣いができる人もいますが、また日本人とは少し違った考え方をもっているようです。
いかがでしたか?今回は、アメリカ人の面白い部分や日本人との感覚の違いについて少し紹介してみました。今回紹介したのはごく一部ですが、アメリカには本当に色々な人がいます。郷は郷に従えということわざがありますが、まさにその通りですね。
Have a good day!
ライター名 Kokoricon
渡航した年:2008年
お住いの国:アメリカ(フロリダ州)
公用語:英語とスペイン語(私の住んでいるエリアに限ります)
プロフィール 米国在住歴10年目です。日本の大学で外国語学部スペイン語学科を専攻し卒業。地元で短期間の会社員生活を経て、渡米。渡米後に現地の大学へ編入・大学院進学をし、現在はフロリダ州で育児と仕事をしている二児の兼業ママです。